2022-01-01から1年間の記事一覧

情報過多も有難迷惑

黒澤明監督の名作「生きる(1952)」はガンであることを悟った役所の課長が生まれ変わったような人間になって公園の建設に邁進するストーリーだ。 ガンを悟ったと書いたが70年前のガンは文字通り死の病。医師は勿論病名は言わない。 「軽い胃潰瘍ですな。」 「…

昔の人はもっと貪欲だった

2、3年前日本チャップリン協会会長の大野裕之さんの著書について出版社に問い合わせた処、思いがけなく大野さん直々にご返答を頂き、以来時たまニュースの連絡をくれるようになったのだが昨日嬉しい報せが飛び込んてきた。 movies.kadokawa.co.jp チャップリ…

呑み友達

私の大好きな曲のひとつ、マーラー「大地の歌」の第一楽章は酒宴の歌の別名があるほど酒呑みの心情を音にして余すところがない。 (音が出るので注意) https://youtube.com/watch?v=vhYOWSlkCBY&feature=share では酒呑みの心情とは何か?ひと言で言えば退廃…

日本は男女不平等…本当?

パナソニックの今の社長は誰だろう? ふと気になって調べると楠見さんという方らしい。えっ、確か津賀さんではなかったか。昨年交替していたらしい。知らなかった。私が無知なのだろうか、勿論それもあろうがパナソニック自体への社会の認知度、関心度が小さ…

セカンド・オピニオン②

カズレーザーさんの番組でシャープAQUOSの開発ストーリーを取り上げていた。 AQUOSは確かに大ヒットした。テーマとして取り上げる価値は充分にある。だがAQUOS以前のシャープはどうだったのか。「とにかく尖ったメーカーだった」、「他社に真似されることを…

セカンド・オピニオン①

「ブーニン現象」という言葉が生まれるほど日本でも大人気を博したロシアのピアニスト、ブーニンさんの番組が放送された。 https://www.nhk.jp/p/ts/P3Y4RG9P4G/episode/te/4NZYW3JK26/ しばらく噂を聞かないと思っていたがこの間怪我や病気に苦しめられ、随…

今年最大のニュース

私より3歳上のコラムニスト、泉麻人さんが40歳になった頃だから25年以上前になるが「40歳になってしまった」という一文を寄稿しており、40歳になって感じる身体や考え方の変化などに触れていた。その中で「この歳になると同窓会の名簿にもぽつぽつと故人とい…

誰かそれを言っちゃあお終いよ、を言ってくれ

妻は真面目で剛毅な人間、やや柔軟性に欠けるところがあるが偉いと思うのは女の弱みを見せないところだ。ゴキブリやクモを見つけても悲鳴を上げたり、始末を男に頼ることはけしてなく、ひとりで淡々と職務?をこなしている。 出産についてもそうだ。よく一部…

物心がつく

「物心がつく」年齢とは何歳か。諸説あってこれだ!という定義はないようだ。ここではハッキリと記憶に残っているとして。 子供らしくマンガで言えば私の場合、少年サンデーの愛読者で赤塚不二夫さんの「おそ松くん」、藤子不二雄さんの「おばけのQ太郎」な…

長寿食?

昭和56年に93歳の長寿を全うした父方の祖父は一風変わったラーメンを作っていた。祖父がこの作り方を誰かに聞いたのか自分で考え出したのか分からない。ただ、全国でもこんな食べ方をしている人はごく少ないのてはないだろうか。 一風変わった、と言っても全…

贅沢な悩み

また、興味の尽きない本に出会えた。 https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594092580 こういう本を読むと如何に自分がもの識らずなのか、世間の情報を鵜呑みにしているのか身に染みる。この本の最初に書かれているエピソードは例えばこのような話だ…

今なお生きるチャップリン

いつも見ている8チャンネルの夕方のニュースがスポーツ中継かなんだかで放送がなく、仕方なく他のチャンネルを見た。冒頭の「全国の皆さんこんばんわ。」これはいい。問題はその次だ。「今日の東京は○月並みのとても寒い一日でした。」だと。は〜?それがト…

猪木さん

最近の、特に10/1の食品一斉値上げは本当に応えた。今まではニュースなどで○社のXが何%上がると聞いても店に行くと実際には値上げしていなかったり、他社の代替品で間に合ったりと特に困ることはなかったが今回は違う。 前に書いた私よりひとつ上のいとこが…

闇深し

前から言っているようにプロ野球に全く関心がないのでこのニュースも昨日の西川のりおさんのBSの番組を見るまで知らなかった。 https://news.yahoo.co.jp/articles/4b53e08396469abfb45e0b289ad93528bc51d02a やってしまったことは勿論謝って済むレベルのも…

名言を言い換える

オリジナルの名言はこれらしい。 https://meigennavi.net/word/01/013003.htm 冬の太陽は光を与えるが暖めはしない。この表現は見事だが果たして老人の忠告がそれにあたるのか?経験を経た言葉だからこその重みがあるの場合もあるのではないか。 私はこの言…

ジェットストリーム

毎日3〜4時間はテレビを見るがその内、生で見る番組は20分程の夕方のニュースのみ。他は全て録画。 毎日同じ電車に乗って、職場では同じ顔ぶれの人たちと机を並べ、変化に富んでいると言いたいところだが実はそれ程変わりのないルーティン業務。たまに会社帰…

キワモノ扱い

何事も早耳の次女から猪木さん死去の一報を受けたのが今朝の10時過ぎ。すぐに各新聞社のウエブサイトを見たがスポーツ紙はトップニュースで取り上げていたが一般紙はトップどころか速報一覧にも入っていない。(猪木さんのことについては後日また触れたい。) …

10月値上げラッシュ 6500品目以上!

我が家の定番商品のひとつにP社の○燻というソーセージがある。子供達もこの商品のファンで帰省した折などによく持たせていた。この○燻、元々大袋は630グラム入りだったのだが、少し前ふと気付くと600グラムになっていた。それが3日前、たまたま入ったスーパ…

日中国交正常化から50年

放送中、取り乱すことの許されないアナウンサー、ましてNHKのアナウンサーだった有働由美子さんがシドニーオリンピック柔道、篠原選手の誤審問題を伝える音声。 https://youtu.be/OutyY_3VuNk 明らかに泣いている。 NHKのキャスターが本番中、取り乱したのは…

国葬に思う

パナソニックの創業者、松下幸之助氏は和歌山の裕福な家庭に生まれたが父親が米相場に手を出して失敗、一家離散状態となり9歳で大阪に丁稚奉公に出たことは有名だ。 住み慣れた大屋敷を出て、膝寄せ合わせざるを得ない小さな借家住まい。確かに大変な悲劇だ…

いい加減にしろ

今はどうなっているのか知らないがテレビの視聴率を測るのに特定の家庭のテレビに受信機が付いていて、そのデータを使っていると聞いたことがある。その受信機の付いている家庭の都道府県別件数の一覧表が昔、上岡龍太郎さんの番組で紹介された。 その受信機…

相互監視社会?

少し前、サッカーの授業のことについて書いた。断っておくが私はサッカーそのものには何の恨みも関心もない。野球の大谷選手も同じ。ただ騒ぎ過ぎるマスコミに腹が立つのだ。その騒ぎようが尋常ではないのでやがて競技や選手も嫌いになる。 特にワールドカッ…

欺瞞と偽善

ロシアで徴兵を逃れるため、腕の骨を折る方法の動画が見られているという。戦時中日本でも同様に兵役を逃れるため醤油を飲むことが流行ったと聞いた。やはり戦争は人間性をおかしくしてしまうものらしい。 こんなニュースを聞くとつい私がロシア国民だったら…

昭和のプロレス

格闘技を見なくなって久しい。小中の頃はプロレスの熱心な視聴者だったし、高校から大学に掛けては大相撲中継を全場所、全時間見ていた。 今見ると言えばボクシングの世界チャンピオン戦かオリンピックの柔道のみ。だからこのニュースも娘に聞くまで知らなか…

西九州新幹線が開業

関西国際空港ができたとき堺屋太一さんだったか竹村健一さんだったか「これから和歌山の時代が来る」と予言した。根拠は関西を関東に例え、今までは大阪〜神戸(東京〜横浜)間が栄えて来たが成田空港ができて東京〜千葉間も栄えた。ちょうど千葉と同じ位置関…

作者が言いたかったこと?

和歌山県で1番と言われる進学校に入って最初にショックを受けたのは最初の定期テストで1課目だけ平均点を下回っていたことだ。中学までは平均点なんか気にしたこともないし、それどころかわざと間違った答えを書いて「やっぱりあかんかったか。」とほくそ笑…

台風一過

「史上最大級」、「過去にない備えを」。の筈だった台風14号はそれ程の被害なく過ぎ去った。当地を直撃しなかったからだけてはなく、直撃を受けた地域のニュースを見ても「史上最大級」の台風からはほど遠かったことは分かる。気象庁も警戒を呼び掛けるのは…

私の僻み根性が強いのか?

白浜に住む息子が徳島の友人とアドベンチャーワールドに行ってきた。以前家族旅行で行ったことはあるが全く記憶にないらしい。ご存知の通り入場料はけして安くないし、JAFなどの割引もない。どやつた?入場料分の値打ちはあったか?と聞くとめっちゃ良かった…

目覚めてほしいが

全国各地の数ある年間行事の内、毎年必ず全国ニュースで取り上げられるものといえば何があるだろう。関西なら西宮神社の福男選びや祇園祭。これは間違いない。他には?岸和田のだんじり祭?、琵琶湖の海開き?ローカル枠では必ず取り上げるだろうが全国ニュ…

日本人の劣化について考える

アメリカに行ったのは後にも先にもたった1回、1985年に3週間ほど滞在した、それだけである。だがその目的はただの出張ではなく、勿論旅行でもなく留学、日本企業訪問、現地従業員との交流等多岐に渡っていたので比較的多くの人と話す機会があったことは多少…