オーディオマニアという困った生き物

トランプ大統領東京オリンピックの延期に言及。IOC、JOCとも「いちいちコメントしない。」との立場だが、アメリカ大統領の発言は重みが違う。想像だが、神様のごとく振る舞うIOC会長が唯一首を垂れる存在がアメリカ大統領ではなかろうか。

 

 

オーディオというのは面白い機械で、まったく同じソース(同一のCDなど)を聞いても、その日によって聞こえてくる音が違う。これだけの音で鳴ってくれれば、何も望むことはない、というくらい素晴らしい音で聞こえる時と、ええっ、なんてひどい音なのかと愕然としてしまう時がある。

 

これはどうやら、オーディオに特有のもので、例えばテレビなど、どんなに高画質の機械であっても同じ番組、ディスクを見ていて日によって画質が違うように感じるなんてことはない筈だ。

 

これは、しかし、私だけが感じている現象ではなく、オーディオ愛好家、皆共通して感じているようだ。

 

高校生時代に読んだFM雑誌に掲載されていた記事で「あなたのオーディオマニア度をテストする」というのがあったが、「あなたのステレオはいい音が出ているか。」という質問に、①「いつも良い音が出て、嬉しい。」という回答と②「なかなかいい音が出ず苦労する。」で、マニアが選ぶ回答は当然②であった。

 

これ(同じCDを同じ機器で聞いているのに音が違う)が何に起因して起こっているのかは分からない。体調は多少は影響しようが、体調の悪いときはあまり音楽を聴きたいと思わないし。

 

もしかして、他の人に聞いてもらったら「全然、変わらんやん。」と言うことになるかもしれない。でも、私の(そして多くのオーディオマニアの)耳には昨日の音と、今日の音は違うのだ。なればこそ、オーディオは奥深く、生涯の趣味足り得るのだと思う。