男のくせに占いが好きだ。いや、実は男の方がこういうロマンティックなものを好きなのかもしれない。女性は現実主義だから。
で、私が今まで読んだ本で未だに一番当たっていると信じているのが、和泉宗章著の「算命占星学入門」。
この本を読んだのは二十歳になるかならないかの頃。第一章の性格占いで「反抗精神が強く涙もろい人情家」と出て、びっくり仰天、ノックアウト。自分自身で自分の性格を説明せよと言われても、ここまで端的にうまく説明できる自信がない。
占いは章ごとに親との運、兄弟運、子供運…と続くが、子供運にどう書いているかと言うと「あなたは子供運に恵まれています。子供たちは全員あなたのプラスになります。特に次男次女、四男四女のように偶数番に生まれた子が役に立ちます。」とある。
既にご承知の通り、子供って言われてもその前の結婚、更にその前の彼女を持つことが夢のまた夢の私であったが、何故かこの文章は記憶に残っている。
幸い、まだ子供の世話にならずとも生活に何の支障もないのでいざそういう場面に立たされたときに誰が一番役に立つかなんて分からないのが本当のところ。現時点で、そして将来も子供に差を付けることなど考えられない。
子供たちには以前言ったことがあるが、もし将来、私が医師からきつく禁酒を言い渡されたのに、私が「死んでもいいから飲みたい。」とごねたら長女はそれでも絶対飲ませてくれないタイプ、次女は内緒やでとほんのちょっぴり飲ませてくれるタイプ。息子はただオロオロするタイプ。勿論、どれがいいなんて順番付けはとても出来ない。(もし、子供たちがこれを読んでいたら「好きなだけ飲ませよう!」はやめて欲しい。)
ただ、次女が持っている他のふたりにない賢さ、処世術を挙げると「損して得取れ」が本能的にできることだろう。これは教えて身につくのではなく、持って生まれたものとしか言いようがない。
私も随分、次女の損して得取れ作戦にやられてきた。これからはそうは行かないからな。(って、又やられるのだろうなあ。)