チャンバラ


オリンピックの開幕が2021/7/23に決まった。どうせ夏だろうと思っていたが、その通りの結果になった。やはり、アメリカ様の御意向には誰も逆らえない。


時代劇好きを公言しているが、惹かれるのは主にストーリー展開であって、クライマックスのチャンバラシーンは早送りする場合が多い。

 

理由はいくつかあって、時間の節約、主人公が圧倒的に強すぎてつまらない(何十人も斬った後なのに息一つ乱れていないのはあまりに不自然)、などもあるが、勝新太郎さん(座頭市)のチャンバラを見てしまうと他の方の剣戟など生ぬるくて見られないというのも大きい。

 

座頭市私見だがシーズン毎の出来不出来の差が大きく、どちらかと言うと見ないことの方が多かったが、ことチャンバラシーンに関しては圧倒的、けして良くない画質のテレビ画面から血と汗が飛び出して来る勢いがある。この点に関してはさしもの暴れん坊将軍桃太郎侍も助さん格さんも遠く及ばない。

 

前にも触れたが、同じく時代劇にリアリティを追い求めた黒澤明監督との共演が実現できていればどれだけ素晴らしい作品が誕生しただろう。両名とも亡き今、そのことがかえすがえすも残念でならない。