光陰矢の如し

今朝の訃報欄(毎日新聞)が典型例だが、

佐々部清さん、映画監督62歳

辻トシ子さん、女性初の大臣秘書官102歳

 

のように、長命の方と短命の方の差が段々と大きくなっているように感じる。日本人の平均寿命は約80歳。だから我々もその位までは生きられるのではないかと何の根拠もなしに思い込んでいる節があるが貧富の差同様、日本でもこれから寿命の格差も拡がって来るような気がしてならない。

 

さて、今日から4月。1月行く、2月逃げる、3月去るの言葉通りこの3ヶ月は特に過ぎ去るのが早く感じるのはいつものことだが、年齢を重ねるごとに年月のスピードに加速度が付くのも、既に二十歳の頃から感じていた。

 

ただひとつ、若い頃の時間の感じ方と大きく違うのは10年、20年と言った大括りの年単位でも、つい最近のことのように感じられることだ。30歳、40歳の頃までの時の経つ早さは例えば「ついこの間正月だと思っていたら春休み」のような、せいぜい月単位での早さを感じることが主だったが、我々の年代になると5年前、10年前のように数年単位で前のことが最近のことのように思えることで、私の感覚では20年前、即ち西暦2000年なんて「つい最近」だ。

 

過去に目を向けているうちはまだしも、それでいい。過去の20年がつい最近なら、これから先の20年もきっとあっという間だろう。その頃私は日本人の平均寿命を迎えている。果たして私は平均寿命の勝ち組に入れているだろうか。

 

今日から節制を心掛けよう。