親の愛情

俗に「親の愛は海よりも深い」と言われ、自分のことよりも子供の方が大事と思っていると言う。私もそう信じて疑わなかった。

 

しかし、最近これを全く覆す意見を書かれた本を読んだ。本自体は新しいものではないが。著者いわく、「親は子供が自分の50-75%程度の幸福である時が一番精神的に安定する。」とのこと。

 

この論を受けると親は自分の子供があまり幸福になることを望まないということになる。「そんな馬鹿な。」と思われるか。しかし私は意外と真実ではないかと思い当たる節がある。具体的な言及は避けるが要は子供があまりに幸福そうだと嫉妬を覚えるのである。

 

そう、頭が良くて、スポーツも出来て、ルックスも良い、しかも金持ち。そんなクラスメートに感じたような嫉妬心を子供にも感じるのである。自己弁護するつもりはないが、そんな本音を隠さない人間の方が信用できるような気がする。