男はなぜ浮気するのか

アカデミー賞が受賞の条件に有色人種やLGBTなどのマイノリティが出演していることを加えたらしい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b8cdb33478b4f7e46467b37c72a6e0e129adee8f

 

これも白人特有の正義感のつもりか。これで受賞しても素直に喜べない。そんな事に気付かないか。

 

実際は男女の浮気する比率は変わらず(相手があっての浮気だから当たり前か)、男がばれやすいだけらしいのが、ある本に男が浮気に走る理由としてこんなことが書かれていた。「女は男の将来性を買い、男は女の旬を買う」からだと。

 

女は何より生活の安定を求めるので男の収入が一番の関心事。処がサラリーマンの収入がピークを迎えるのは50歳前後。だから女は男の将来性を買う。逆に男はなんだかんだ言っても女に美しくあって欲しいと願う。処がその美しさのピークは正に結婚式前後でその後は低下するばかり。だから男が浮気に走るという説明。反感を覚える向きもあろうが一定程度の説得力のある意見ではあると思う。

 

前にも触れたと思うが私は20回以上のお見合いを経験した。ある時職場でこの話をすると、先輩社員に聞かれた「で、結局何勝何敗やねん?」、私はこのように答えた。「お見合いは成立して初めて1勝。だからまだ0勝20敗です。」この答えが綺麗事に過ぎるのは承知。一般が普通に想像する意味での勝率はほぼ100%に近かったのではないか。

 

追って自虐が入るので、しばしお付き合い願いたいが、お見合いをしていた時分の私はさながら「将来性の塊」だった。ルックスの自己評価はさておき(少なくともチビ、デブ、ハゲではなかった)、当地で松下電器と言えば別格的カリスマ企業。その中でも年に一人しか選ばれない研修機関に派遣されるなど超エリートコースを歩ませてもらつていた。(研修費用はアメリカ留学も入れて数百万円と聞いた。また研修先でFuture promising young executiveと紹介されたことは今でも記憶に鮮明だ。)会社からも「君には先行投資するのだからな!」と言われた。話は変わるが私がこれまで投資でずっと負け続けているのはこの時の負債が未だにのしかかっているのかも知れない。早目に手を引こう。

 

しかも話術が巧み(私は面接で過大評価されたことはあっても失敗したことはない)と来ては正に「小野に鉄棒、鬼に金棒」(この言葉、知らない人は調べて)。社会人になるまでの私なら女性と話すことに慣れていないという負い目もあったがそれも解消されていた。このことについては既に書いた。

 

私が唯一失言したことを覚えているのは、何人目かのお見合い相手の家族の誰も酒を飲まないという話を聞いた時、「酒のない家は酸素のない家と同じ。」とつい口走ってしまい、怖がられたこと位か。もっともそんな家、こちらからお断りだが。

 

この項続く。