幸せを実感する時

昨日の「吉宗評判記」で吉宗がいつも通り町に出て食事中の魚屋の主と会話するシーンがあった。

 

「その白身の魚は何だ?」

「マグロです。」

「マグロは赤身ではないのか?」

「これは脂身です。誰も食べないので仕方なく我々が食べてるんです。」

 

言うまでもなく脂身とはトロのことである。その後吉宗はトロを肴に酒をもらいご満悦…。

 

江戸っ子は赤身しか食べず、トロは捨てていたという話は知っていた。しかし、いざ旨そうにトロを食べ、酒を飲む吉宗を見ているとたまらなくマグロをあてに酒を飲みたくなったのは、松平健さんのせいだ。そういうことにしておこう。

 

今朝、早速近くのスーパーへ。残念ながらトロは売っていなかったが、赤身がお求めやすい値段で売られていた。今日の晩酌はこれで決まった。ひと昔前なら将軍様でもこうは行くまい。本当に有難いことだ。

 

買い物終了後、次女からLINEが入り明日陣痛促進剤を投与することなったとなったとのこと。二人目の孫誕生だ。次女のリクエストで外食に。昼から飲んでしまった。前祝いだ。文句があるか。

 

でも今晩も飲むぞ。私はそれ程意思が弱くない。

 

本当に幸せだ。