所感

「所感」と言うと思い出すのは松下電器での朝会。毎朝社員が集まって社歌を歌い、会社の理念を皆で唱和しているシーンはテレビ等で見た方も多いと思う。

 

実はこの後もうひとつ続きがあってそれが「所感」。毎日持ち回りの当番で皆の前で数分程度の話をすることになつている。話のテーマは何でもOK。自身が最近感じたこと、思ったことを自由に述べてよい。

 

実はこの「所感」、思わぬ効用があって人前で話すことに慣れる、自身の考えをコンパクトにまとめる癖が付くなどが挙げられる。かく言う私、社業ではさしたる功績は残せなかったが「所感の達人」という称号を貰っていた。転勤先にくれた手紙に「○(私)の所感を思い出しながら手紙を書いています。」と書いてくれている人も居た。考えてみればブログも文字にした「所感」だ。

 

元、吉本新喜劇船場太郎さん死去。懐かしい名前の方がまた一人亡くなつた。よく岡八郎さんの弟役で出ていた。子供心にこの方と同じく新喜劇に出ていた片岡あや子さん、この二人は凄い美男美女だと感じていた。今調べたら片岡あや子さんは1993年に亡くなっていた。

 

毎日見ている「クイズ脳ベルshow」に穐吉次代さんという方が出ていた。舞踊家ということだが、それより苗字に目がクギヅケになった。「あきよし」と読む。私が何故この難しい名前を知っていたかと言うと、少し前にも触れた横綱双葉山の本名だからだ。まさかこの人が?と思ったら孫だった。もっとも双葉山は1968年に56歳で亡くなっているので次代さんを抱っこすることは出来ていない。私もその歳で亡くなっていたら孫の顔を見ることは叶わなかった。双葉山がせめてあと数年長生きして、相撲協会の改革に辣腕を振るっていれば、と言うオールドファンは多い。改めて余りにも早い死が惜しまれる。