遺伝良し悪し

コロナ急増で人手不足になった大阪と北海道が自衛隊に応援要請。大阪の某病院では看護師13人が一斉退職した。感染の危機に晒されながら昼も夜もなく働いているのに給料が下がっているのだから誰も彼らを責められない。

 

コロナ以外の病気や骨折などの怪我人が何日間も放置されているという。もう医療は崩壊しているのではないか。

 

ヘレンケラーが眼(見る)、口(話す)、耳(聞く)の内どれかひとつの機能を与えられるなら何を望むかと聞かれた時、誰もが眼を選ぶだろうと思っていたが「私は耳が欲しい。」と答えたという。

 

眼、耳に鼻を加えた三覚の内、眼は眼鏡の助けなしで新聞を読めるほど恵まれている。耳は波があるものの10年以上前から耳鳴りがあり、病院に通っていた時期もあったが全く改善しなかった。幸い辛いと言う程でもないので今以上に悪くならないことを願って付き合うしかなさそうだ。

 

問題は鼻だ。小学生の頃から軽い蓄膿症との診断を受け耳鼻科に通っていた。今も通院こそしていないものの良くなっていない。

 

子供の頃から眼(視力)で不自由な思いを経験したことが無いので私は近視の人間の気持ちが分からない。同様に鼻の良い人の気持ちも分からない。以前、健康番組で鼻の通りが良くなる手術を受けた人が「人生が変わった」と言っていたが、私の場合そこまではひどくないらしい。

 

振り返れば眼が良くて、鼻が悪いのはそっくりそのまま父親ゆずりだ。幸い子供らに鼻が悪いのは遺伝しなかったが、妻の近視は3人ともきっちり引き継いでいる。

 

良いところばかりの遺伝は中々に難しいようだ。