本当に恵まれた時代なのか

作曲家のブラームス(1833-1897)が晩年、その頃発明された録音レコードによるヴァイオリンの音を聞いて「もし眼の見えない人が聞いたら目の前にヴァイオリニストが居ると勘違いするだろうね。」と感想を言ったという。

 

この頃の録音など今聞けばそれこそ「蚊の鳴くような音」に違いないが作曲家で音にもそれなりにうるさかっただろうブラームスがそんな感想を言ったことは大変に興味深い。