これだから素人は困る〜プロレス党宣言

先日、孫を連れて来ていた娘と偶々プロレスを見ていた。椅子で殴ったりするお決まりのシーンを見ていると「あんなこと、やってええの?」と聞かれたので「プロレスは5秒以内なら反則OKなんやで」と教えると「それなら包丁とかも使っていいの?」と来た。

 

絶句。それは考えていなかった、というより思い付きもしなかった。でも考えてみれば5秒以内なら何をやってもいいと言う建前なので、そんな疑問を抱くのも無理ないこと。

 

これ以外にも素人が見れば不思議に感じるであろうプロレスに関する疑問は数々ある。

 

①何故、ロープに飛ばされたら、技をくうと分かっているのに正直に戻ってくるのか?

 

②何故、相手がコーナーポストに上がる間、ずっとリングの上で寝て待っているのか?

 

③何故、生中継なのにちゃんと放送時間ぎりぎりに終わるのか?

 

他に、必殺技と呼ばれるものの殆どが相手の協力(?)なしでは成立しないものが多い、など疑問を挙げればきりが無い。

 

でも、いいではないか。ある人はこれらの疑問も全てひっくるめて「プロレスの美学」と呼んだ。それにあの人たち(プロレスラー)、間違いなく相当頭がいい。そうでなければ、あれだけ激しく戦いながら全体の筋立、時間配分を覚えていられる筈がない。

 

他の事には時に厳しい私も自分とプロレスには甘い。

 

それも、まあ、いいではないか。