漫画「美味しんぼ」の原作者、雁屋哲さんの著者にこんな一説があった。
夜中に小腹が空いて、皆寝静まった中、そっと台所に下りて行く。あるのは冷えたご飯に冷えた味噌汁。この「汁かけ飯」が絶望的に美味い。また冷酒にも悲しいほどによく合う。
雁屋哲氏とは思想的に相容れないところもあるが、絶望的とか悲しいほど、など本来良くない意味に使われる言葉の使い方が天才的にうまい。こんな文章を読まされて食べたくならない人などいるだろうか?私の場合、少しキムチを加えるのが秘訣。嗚呼また、ダイエットが遠のいていく。その分冷酒は我慢しよう。
今日は天皇誕生日。一昨年の即位の礼から2年近く経つのか。あの頃は良かったなあ。まあ、世界的な疫病なので仕方ないが。
テニスの大坂なおみ選手が何かの大会で優勝したらしい。テニスには爪から先程の関心もないが、大坂選手と言えば初めて優勝した時は確か日米両方の国籍を持っていたのに優勝した途端マスコミが一斉に「日本選手としては初めての快挙」などと、もう彼女が日本国籍を選んだかの如きように言い始めたことは記憶に新しい。
私はハッキリ言うが、やはりハーフではない日本人にもっと頑張って欲しい。これは差別でも何でもなく、高校野球で県外選手ばかり寄せ集めたチームが優勝しても嬉しくないのと同じ理屈だ。金で集めたジャマイカ人4人揃えてリレーで勝って嬉しいか?
こんな事を言うのは世の流れ、マイノリティー尊重の考えに逆行しているのは承知。新聞の投書欄に投稿しても絶対に採用されないだろう。高校野球は新聞社が主催しているという特殊事情があるので尚更だ。
稀勢の里が横綱に昇格したのは何年前か。あの時各マスコミ、テレビ、新聞でどれだけ「○年振りの日本人横綱」という言葉を聞かされたことか。大坂なおみ選手と言い、日頃綺麗事を言いながら国籍にこだわっているのはマスコミの方ではないだろうか。