こんなスポーツ大会は要らない

今日の読売新聞に「もうすぐ選抜高校野球が始まる。昨年は中止になり、選手たちの悔し涙にもらい泣きした。」という投書が載っていた。私がもし選手ならしめしめと思うだろう。「出ていたら優勝出来たのに」と、言えるのだから。

 

今を去ること40年前、私は誰よりも熱心な高校野球視聴者だった。言うまでもなく箕島が強かったからだ。1979年、箕島が春夏連覇を成し遂げたのは当時史上3校目の偉業で公立高校は未だに箕島のみ、他はみな私立の名門校ばかりである。

 

春の大会も夏の大会も主催が新聞社なのでマスコミが指摘することは滅多にないが正直、先発メンバー9人中、8人が県外の選手なんてチーム、応援する気になるか?果たして故郷の代表と言えるか?

 

私が小学6年生の時、国体が開催され殆ど観客ゼロの中マスゲームをやらされた恨みつらみは前に書いた。この時は第26回大会、まだ全都道府県網羅されていなかった。数年前、和歌山で2回目の国体が開催されたのでとっくに2巡目に入っている。今更だが1順した段階で終わっておけば良かったのではないか。

 

そもそも開催県がいつも優勝するなんて大会やる意味があるのか。県庁に勤めている友人に聞いたが、その優勝の為に事前にスポーツ枠の職員を大量採用するらしいのだが、当然のことながら国体が終わったからハイ、さようならと言う訳にはいかない。あくまで友人からの伝聞だが非常に彼らの一部は非常に職務能力が低いので配属された部署でお荷物になっていると言う。関係ないからと笑って済ませられる問題ではない。彼らの給料は我々の税金だ。

 

国体といい、高校野球と言い、もう止めてもいいのではないか。