次はマイフォーク?

レジ袋に続き、プラスティックのフォークやスプーンも有料化検討。

https://www.fnn.jp/articles/-/153596

 

今から36年も前の1985年、サンフランシスコ州立大学に留学した時、学生食堂のフォークやスプーンはおろか皿までが使い捨てであったことに大層驚いたことを覚えている。食べ終われば各自、ゴミ捨て場でトレーをひっくり返して返却するのみ。当時の日本にはファストフードの店も数える程しかなく、学生食堂や社員食堂でプラスティックのフォークやスプーンを使うことなど想像も出来なかった。

 

向こうの大学で教わった日本人教授のこの言葉も印象深い。

「こちらに来て寂しいと思うのはこちらで育った子供がまるで日本人の感覚を持たない、我が子ながらまるで外国人のように思えてしまうことだ。例えば日本人なら誰でも持っているもったいないという感覚を持っていない。」

 

当ブログでも欧米の独りよがりに付き合わされるのは腹が立つと繰り返し書いているが、こと大量生産大量消費に付いてはアメリカと並んで日本に責任がある。

 

ドイツだったかオーストリアだったか、街頭の土産物店で置物を買った時、店の人が包み紙をその置物を包むのに最低限必要な大きさに裁断してから使っていた事に静かな感動を覚えたことがある。

 

日本でも割り箸は間伐材を使うのでむしろ環境によいと長く思っていたが、かなり前から安い輸入品が大半とのこと。

 

マイ箸は聞いたことがあるが今後マイフォーク、マイスプーンが当たり前になるのだろうか。