厳しい時代?2

大学生の運転免許証は取ったものの、まだ買うことなんて全く考えていない頃、よく友だちと連れ立って車を見にディーラーに赴いた。今思えばさぞや迷惑だっただろう。買う資金は全くない、かと言ってぞんざいな扱いをすると親に言い付けられるかも知れない。

 

その中でも我々は性質(たち)が悪かった。「この車は後席が狭い」とか「この車はバックミラーが見えにくい」など勝手に好き放題評論したり、買う気もないのに見積もりしてもらったり。

 

そんな商談?で「マツダでは○万円値引きしてくれたけど。」私の言葉に「そりゃ三越ダイエーでは同じには出来ません。」某トヨタディーラーでの返答だ。当時、マツダのブランドイメージは非常に低く、値引きで勝負しないと売れなかった。「マツダ地獄」なんて言葉もあった。一度マツダの車を買うと、買い替えの時マツダ以外ではまともな値段の下取りをしてもらえず、ずっとマツダ車に乗り続ける羽目に陥るというもの。

 

安物買いの象徴でしかなかったシャープやマツダが何をきっかけにブランドイメージを向上させたのだろう。前者は液晶テレビアクオスだろう。家にもあったが「世界の亀山ブランド」のシールが眩しかった。

 

車や家電だけでなく食料品も同様だが、また後日。