喜ぶべき?

何度見ても泣ける。

https://youtu.be/qt0pBtjxz98

 

サントリーはこんなものを作らせると本当にうまい。東日本大震災発生時、重苦しい自粛ムードの中で流れた坂本九さんの名曲を使ったCMには皆心を動かされた。

 

このCMで父親を演じている國村隼さん、私と4歳しか違わない(貫禄は大違いだが)上に大阪育ちで子供時代は吉本新喜劇を見るのが何よりの楽しみだったとのこと。嬉しいではないか。

 

 

偶々点けた番組で女子高校生への「父親を好きか?」という質問で2000年は好き37%嫌い63%だったのが、2019年は好き84%嫌い16%になっているという。数字だけ見れば良いように思えるがその後の何故好きか?のインタビューを聞くとそう単純に喜んでばかりもいられない。彼女らの答えは

「ねだれば何でも買ってくれる。」

「友だちのことを母親のように根掘り葉掘り聞いてこない。」

中には

「食事に付き合うだけでお小遣いをくれる。」

なんて答えもあり、父親とパパ活と混同しているのではないかと疑ってしまわざるを得ない。でも私がここで問題にしたいのは2番目の答えだ。子供には出来るだけ欲しがるものを与えたいし、お小遣いも不自由をさせたくない。

 

でも友だち関係含む私生活に口を挟まないというのは愛情とは違うと思う。勿論20歳を過ぎれば別人格の大人として尊重すべきだが、高校生まではある程度は親が責任を持つべきだ。万一犯罪に手を染めてもマスコミに名前が載らないことを考えてもその事は明らかだ。

 

偉そうに言ったが私はこのCMの國村隼さんのようにはとてもなれなかった。ふたりの娘それぞれにこのような機会があったのだろうが照れ隠しで彼氏を家に連れて来る前に呑んでしまい、どんな受け答えをしたのかすらハッキリとは覚えていない。本当に情けないが、間違いのない相手を選ぶ眼はちゃんと持ってくれていた。これを父親の育て方が良かったことにしておこう。

 

残るは息子が彼女を連れて来るであろうXデーだが、今から考えても仕方ない。どうせ呑んでいることだろう。せめてもの救いは私の酒癖が悪くないことだ。