料理の鉄人


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https://www.sankei.com/life/news/210425/lif2104250044-n1.html

神田川俊郎さん死去。男性の平均寿命とは言え、コロナに罹患していなければとの思いは残る。写真は昔から我が家の書棚に並んでいた神田川さんの「酒の肴」という本。私は買った覚えはない。なぜサイン入り本があるのだろう。オークションなどなかった時代。親、もしくは知り合いが北ノ新地の神田川さんの料亭に行ったのだろうか。

 

神田川さんはそれこそ幅広い活動、功績を残しているが私にとって思い出深いのは何と言っても「料理の鉄人」だ。

 

 「料理の鉄人」は毎週金曜日23時からの放送。何と面白い番組かと驚嘆した。週末たまに滋賀県から帰省する折は親に録画を依頼して着いた日の深夜に見ていた覚えがある。日曜の夜、自宅に戻るまでの時間が待ちきれなかったのだろう。

 

そのピークが正月特番での「和食の鉄人」、道場六三郎さんとの対戦だった。勿論、録画などせずリアルタイムで見たが格闘技でもこれほど興奮したことはなかった。

 

今書いていて気付いたがそう、本当に面白い番組は録画なんかしないのだ。「ショムニ」や「白い巨塔」も録画しなかった。今はそんな番組あるのだろうか。少なくとも私にはない。

 

多くのテレビ番組がそうであるように下手にヒットしたのが仇となりパート2や類似番組が続出したが、何れも最初の番組を超えるものではなかった。と言うより酷いくらいに下回った。

 

まあ、このことはテレビだけではなく映画、文学、その他一般広く当てはまるが。

 

「~パート2」や「続~」と名の付くもので最初のものより面白かったものなど存在するのだろうか。

 

五木ひろしさんがある後輩歌手に「僕と同じレールを走っている限り永遠に僕を抜けないよ」と言ったとか。何十年も前に床屋で順番を待っているときに読んだ週刊誌。

 

こんな古い記事を覚えている私は何者なのだろう。