憲法記念日

憲法記念日だが勿論、語るほどの何ほどの知識もない。

 

いつも槍玉に挙がる9条、これを素直に読めば軍事力そのものの保有が否定されている(ように読める)ことは間違いない。それを「自衛力は例外」との拡大解釈をして、それが自衛隊の存在根拠になっている。

 

私がここで問題にしたいのは26条。条文は「すべて国民はその能力に応じ等しく教育を受ける権利を有する」というもの。

これもまた素直に読めば能力のある者には高等教育を、そうでない者にはそれなりに、私にはそうとしか読めないのだが、誰もこのような解釈を公言しない。

 

能力の高い人には国が全額負担(場合によっては生活費も)してでも最高の教育を受けさせる、その代わり能力の低い者はどれだけ金を積んでも進学させない。猫も杓子も当たり前のように大学に行くのは明らかにおかしいし、それ以上に能力があるのに進学を諦めている人が居るとすれば、それは国家的損失と言って過言でなかろう。

 

現在小学校、中学校は義務教育となっており無償で全員が教育を受けられる。それはよい。しかし、義務教育でもない高等学校まで何故無償にする必要があるのか。僅か1%強とは言え、中卒で働いている人も居る。彼らは税金の恩恵に与るどころか税金を払っている。これを不平等と言わずして何という。

 

高等教育を受けた者が熱心に勉学に励み、使える社会人になって卒業するのならまだしも高校、大学の存在価値はあろう。しかし残念ながらそうなっていないのは誰しもが認めているところだ。だから日本電産の永守会長は私費で学校を設立した。

 

能力もない上に真面目に勉学する気もない、こんな者にまで高等教育を施す必要があるのだろうか。この位思い切ったことを言ってくれる政治家は現れないものか。