“人種差別DM”に八村塁「こんなの毎日」

やしきたかじんさん晩年の番組「たかじんNOマネー」でアメリカ人50人を招いた回があった。いくつか質問、アンケートした中で記憶に鮮明なのは「第二次世界大戦でもしドイツが最後に残っていたらアメリカはドイツに原爆を落としたと思うか?」というもの。予想は出来たものの7〜8割が思わないという回答だったと記憶する。

 

恐らくこれが彼ら(白人)の本音。所詮日本人はイエローモンキーだから原爆の人体実験にされたのだ。反捕鯨活動も日本ではするがノルウェーなど白人の捕鯨国でもやってるのか?白人の頭では白人>鯨>有色人種なのかも知れないが。

 

八村塁選手に人種差別DM。

https://times.abema.tv/news-article/8657252

 

今日放送の「ワイドなショー」で知った。松本さんも東野さんも他のゲストも困ったものだ、どうすれば差別が無くなるのかという通り一遍のコメントだった。テレビではそうとしか言えないし、本音では分かっていると思うが、人種差別にせよ、貧富の差別にせよ、出自の差別にせよ、凡そ差別というものが無くなることはない。

 

アメリカでアジア人に対するヘイトクライムが横行している。路上でいきなり暴行を受けるシーンはショッキングで、妻とも「コロナ後でもアメリカには怖くて行けない」と話しているが日本で放送される映像を見る限り犯行の大半は黒人だ。前に触れたが従来のアメリカ社会で最下層に属してきた黒人が黄色人種に怒りの矛先を向ける、何ともやるせない光景。

 

私が「差別は無くならない」と言うのも正にその点、どういうことかと言うとそれまで差別されてきた人間が少しでも優位に立てる相手を見つけると自身が一番の差別者になるからだ。

 

チャップリンは「貧乏が教えてくれたのは金持ちに対する妬みと偏見だけだった」と言った。例えが適当か分からないが貧しい家庭で育った女性が玉の輿に乗ってお金持ちの奥様になったとする。彼女は自身が貧しい家の出であるのがバレることを極端に怖れ、結果貧しい人々への一番の差別者になる。悲しいがこれが人間の性(さが)だ。

 

未来永劫かは分からないが当面差別は無くなることはない。これが私の考えだがどうだろう。