婚活本が面白い

何とも興味の湧くタイトルの本の広告を見た。

https://www.shinchosha.co.jp/book/610906/

 

早速図書館にないか調べるがなかった。百田尚樹さんが言っていた。何万円もするような高価な書籍なら図書館に頼るのもやむを得ないが千数百円の本なら買って欲しい。

 

分かるがこちらも酒代に出費が嵩む身、これはリクエストするとして同著者の本がないか見ると2冊あった。どちらも婚活をテーマにした本。と言う訳で今この2冊が手元にある。

 

出版年代の古い方から読み掛けているが、それによると婚活を思い立ったのは40歳を廻った頃とのこと。と言うことは10数年も婚活を続けているのか。最初に自己紹介。身長は160センチ強、体重70キロ弱、足は短い、性格は悪い、収入は不安定等、自嘲気味の記述が続くが、最後に見逃せない一文が。30代に一度結婚しているだと!?

 

これが自分で買った本なら思わず床に投げ付けていただろう。ブルータスよお前もか!ってこの言葉の意味は知らないけれど。この30代の結婚については詳しくは書かれていないが知り合いに縁談を紹介してくれる人が居ないから40歳を過ぎて婚活サイトに登録するのだろう。と言う事は一度は自力で結婚しているのか。他人だが仲間をひとり失った喪失感に襲われる。

 

でも、本の内容は無類に面白い。ゆっくり読むのに苦労するくらい。結婚して30年も過ぎた奴が婚活の本なんか読んでオモロイかと言われるかも知れないが。

 

先日、娘が車の点検でディーラーに行った際、前から好感を持っていた営業マンが結婚していた事を知り、随分残念がつていた。勿論娘も結婚しているし、私と違って異性にも人気のあるタイプ。ボーイフレンドに困った事などないだろう。その娘ですら残念がるのである。私のようにただの一度も異性交友をしたことの無い者が面白がるのも無理はない。

 

これからも何回も触れると思うが、私の人生で圧倒的に足らないのが仕事と勉強と男女交際だ。前2者とは相性が悪い事は充分わかった。なので未練はない。本当はセカンド・ラブと行きたいところだが、そんなこと無理なのは分かっている。こんな本にハマるくらい、可愛いものではないか。