男の値打ちを下げる

昨日は5の付く日ということで楽天でタイヤを買った。付与ポイントを考慮するとヤフーショッピングの方が千数百円安いのだがRakutenUnlimitに換えた際のポイントが2万数千円分あったので目の前の出費をセーブする方を優先した。どちらが正しかったのか答えは恐らく永久に出ない。ただどちらで買うにせよもっと早く決めろという指摘は当たっているだろう。小事に臆病な性格がこんなところにも出ている。

 

 作曲家の小林亜星さん死去。88歳。記事によるとコロナ前、結構晩年まで飲み歩いていたらしい。健康診断の度に瘦せろ、体重を落とせと言われる我が身としては高木ブーさんと並びメタボでも長生きできるのだという希望の象徴だった。

 

数え切れない作品の中では特にこれが忘れられない。

SUNTORY OLD WHISKY サントリーオールド cm song 作曲 小林亜星 - YouTube

忘れられない、と書いたがこの曲が亜星さんの曲であることを知らなかった。初めてこの曲を聞いたのは50年近く前、毎週見ているテレビ番組のCM。生憎動画は見つけられなかったが、田舎の旅館を大柄な外国人が訪れるというもの。「スミマセーン」というセリフと外国人珍しさで近所の人が恐る恐る覗きに来るシーンは今でも記憶に鮮明だ。

 

訃報記事で多くの新聞が見出しに代表CM曲を載せていたが関西人にとってCMソングの作曲家といえば何と言ってもキダ・タローさんだ。確か年齢も2つ3つ上の筈。

 

おふたりには何の関係もない話だが反中央のライバル心が勝手に頭をもたげる。一体キダさんは亜星さんのことをどう思っていたのだろう。

 

キダ・タロー - インタビュー | Rooftop

キダさんは「この木なんの木」一曲で亜星さんに勝てないと思ったと述べている。勿論本心は分からないが実に清々しい。

 

これと真反対だったのがピートローズだ。彼は自身の通算安打記録がイチローに抜かれかかると「日本での記録を入れるのはおかしい。」と急に不平を言い始めた。気持ちは分からないでもないがそんな話、身内だけにしておけば良かったものを。