何とでも言える

https://news.yahoo.co.jp/articles/4a878a2ec633098476299b2575363dea48ad0d2c

 

キ○ガイジジイ、もとい、上級国民殿に判決が下った。控訴なんかするなよ。我々一般庶民がブレーキを踏んだが止まらなかったと言ってまともに相手にしてくれるのだろうか。日本中の交通事故加害者が同じことを言い始めたら大混乱に陥るだろう。

 

演歌歌手の森進一さんが駆け出しで地方のスナックで歌っていた頃、東京からそこそこ売れているヒット歌手がやって来た。森さんが挨拶に行くと(ソファに座っていたのでひざまずくような姿勢で)、その歌手が黙って靴を眼前に差し出した。靴を磨けという合図だ。森さん、黙ってその指示に従った。

 

その森さんが売れっ子になり、そのスナックにやって来た。そこにはやはり当時の森さんのような新人歌手がいて挨拶に来た。森さん、黙って靴を差し出した・・・。

 

私は子供の頃この話を異なる雑誌で2回読んだ。処がその後の取り上げ方が全く違っていた。(それにしてもなんでこんな事覚えているのたろう。昨日の晩ごはんも覚えていないのに。)

 

ひとつは森さんは自身が味わった屈辱を忘れて平気で靴磨きをさせた。売れっ子になって天狗になってしまったと戒める文章。

 

もうひとつは森さんは本当は靴磨きなどさせたくなかったが心を鬼にして「お前も売れたかったら我慢しろよ。」と激励する気持ちを込めて靴磨きさせたという文章。

 

どちらも有り得る話だが受ける印象は180度異なる。森ファンは後者の話を採るだろうし、アンチ森なら反対だ。真相は「本人のみぞ知る」。

 

上級国民殿は本当にブレーキを踏んだと未だに信じているのだろうか。