https://mainichi.jp/articles/20210901/k00/00m/040/371000c
私は昭和で30年、平成で30年生き、そして今上陛下とは同い年(同学年)である。昭和天皇、上皇様はお酒を召し上がらなかったらしいが、今上陛下は結構お強いらしい。今でも晩酌を嗜まれているのだろうか。
昭和天皇は1901年のお生まれ。昭和は1926年から1989年までだから20代から80代まで正に、生涯の大半を天皇として過ごされたことになる。前半は国家の最高権力者たる大元帥として、後半は国民統合の象徴として。
今更ながら驚くのは日本が戦中〜戦後の一番困難な時代、天皇は未だ40代前半だったという事実だ。敗戦後の統治下でのマッカーサーとの対面、これについては会話の一字一句が伝わっている訳ではないが天皇の最初の一言が「私はどうなっても構わないから、国民を助けて欲しい。」
てっきり天皇は命乞いに来ると思っていたマッカーサーは心底から感動、その後の占領施策に大きな影響を及ぼしたことは間違いないようだ。
「戦争を止められた天皇なら戦争に突入することも防げたのではないか。」という意見もある。これについて語るには余りに私は不勉強だ。ただ上記の会談のことだけは記憶に留めておきたい。