2045年問題はとっくに起こっていた?

もうやらなくなって久しいが父の影響でパチンコにのめり込んでいた時期があった。とは言え、そこは小人間、少し負けが続くと直ぐに止めようと思う。「次負けたら絶対止めよう。」そう決心してパチンコ店へ。すると勝つのである。そして勝ったり負けたり勝ったり負けたり負けたりを繰り返して「次負けたら〜」を何回繰り返したことか。

 

その時確信した。「機械は絶対こちらの考えが分かっている」と。

 

明日納品される新冷蔵庫の前に今の冷蔵庫がいよいよ断末魔のうめき声を上げ始めた。氷が溶けてくっつく。パーシャル室に入れた缶チューハイが冷えていない。

 

きっと冷蔵庫も明日でお役御免ということを分かっているのだろう。今、彼の胸に去来するのはどんな思いか。

「もう限界。我ながらよく頑張った。」

という充実した思い?それとも

「ここの人間は新しい冷蔵庫の話ばかりしてやがる。やってられるか!」

という不貞腐れた思い?

 

前者であることを願いたいが、妻と新しい冷蔵庫の話をよくしていることも事実。

 

2045年問題とはこの年前後からAIが人間の叡智を超えるかも知れないことを指すが、とっくの昔から機械は人間の考えていることなどお見通しだったのかも知れない。