弱者を装う嫌な奴

昨日から急に涼しく、というより肌寒くなった。日本の四季から春と秋が無くなって久しいがそれにしても急過ぎないか。まあ、お陰で久しぶりに音楽(オーディオ)を聞くことが出来たのでそれも良しとしようか。

 

結構な大音量で聞くので窓を閉め切るので暑い季節は音楽から遠ざかっている。エアコンは風音が気になるので使う気になれない。

 

 

面白そうなタイトルに惹かれて借りた本2冊が意に反して詰まらなかった。幸いなのは最初の方で馬脚を知ったことで、当然続きを読むのを止めた。

 

ひとつは「自分の人生、こんな筈ではなかったと思う時」というようなタイトル。男なら誰でも思い当たる節があるではないか。期待を持って読み始めた。しかしいきなり

 

「過ぎたことをいつまでも思い悩むな」「もし、あの時別の道を選んでいても今より幸せになっている保証はない」と来た。分かってるってそんなこと。それが出来ないからもがき苦しむのではないか。

 

もう一冊はよくある年寄りばあさんの人生指南。夫の不満を訴える相談に答えて曰く。

 

「私も主人には苦労しました。主人は外科医で無類の酒好き、奢り好き。毎晩飲み歩いては奢るので、家計はいつの火の車でした。」・・・こんな回答を聞いてなるほど、この人も大変だったのだな感じた人は余程のお人好しかネジが2、3本足らない人だ。

 

主人が外科医?奢り好き?まあ、月に200万稼いで100万奢っていたのかも知れない。それでも100万残りますね?100万稼いで50万奢っても50万残る。外科医でまさかそれより少ない給料は考えられないのですが。

 

今世の中に月50万も稼いでいる人がどのくらい居るとお思いか?なんにも分かっちやいないんだなあ。この人は。

 

まあ、この人の場合は主人が外科医だとうっかり言うだけ腹黒くはないのかも知れない。世の中にはもっと弱者を装った悪人が多いので要注意だ。また何れ書く機会もあろう。