アタック25

アタック25が今日とうとう最終回を迎える。1975年の放送開始というから足掛け47年、大変な長寿番組だ。

 

当時私は高校1年生だから「物心がついた頃には」という表現は正しくないのかも知れない。それに毎週欠かさず見るようになったのもここ10年位なのでとても熱心な番組ウォッチャーとは言えない。しかし、50年近くもそこにあるのが当たり前、毎週テレビで、あるいは新聞のテレビ欄で目にするのが当たり前だったものが無くなってしまうのは寂しいという感情も勿論あるが、不思議という思いが先に立つ。

 

32年前、昭和が正に終わらんという時もこれに似た感慨だった。毎日のように昭和天皇の病状の深刻さが報道され誰の目にももう長くない事は分かっているのに昭和は永遠に続くものだと信じて疑わない自分がそこに居た。

 

アタック25も半年程前、9月いっぱいでの終了が報じられたがどこかでそんな日が来る筈がないと思い込んでいた。

 

実はこのブログ、冒頭を書き始めたのは早朝だったが今は夜の9時。まだ録画は見ていない。見ると本当に番組が終わってしまうような気がして怖いのだ。

 

半年前、これも結構な長寿番組だった「胸いっぱいサミット」が終了した。問題はその後の同時間枠にずっと下らない番組の再放送を垂れ流していることで、これは誠に残念だ。

 

アタック25は多分本当に終わったのだろう。かくなる上は後継番組がより一層面白い興味の持てるものであることを願おう。