夏の風物詩、今更

ようやく涼しくなってきたと、思ったら季節外れの蚊が飛んで来る。元々真夏が出番の蚊も今の暑さには勝てないようだ。蚊帳が秋の季語になる日も遠くないのかも知れない。

 

蚊が出て来ると蚊取り線香の出番。ベープ、いかんいかんベープはフマキラーの商品名だ、蚊取りマットにはイマイチ信頼を置いていない私。使っているのは今や主流のビッグサイズ、従来品の1.6倍長持ちとのこと。これが50巻入って500円前後。蚊取り線香も安くなったものだ。

 

火を点けて使うのは今まで通り。煙も香りも特に違いは分からない。ところが燃えた後の灰を見ると2、3センチ毎にポツポツと切れている。だから、どうだと言われても別に不具合はないのだが従来品の燃えた灰がそっくりそのまま残っていたものに比べると何だか不気味。

 

そう言えば、もうひとつの夏の風物詩、線香花火も我々の子供の頃はもっと長持ちした。大まかな記憶だが2分位は保ったのではないか。ところが数年前久しぶりに遊んだ線香花火は最初こそ勢いよく燃えるものの、ほんの20-30秒程で燃え尽きる。詩情も味わいもあったものではない。

 

ものの例えだが1本10円で30秒しか保たない線香と1本50円するが2分保つ線香、私なら後者を取るが貴方なら?

 

絶対に後者を取ると言い切れない自分がここに居る。