白鵬異例の「誓約」付き 年寄襲名 審査委員会で厳しい意見続出

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昨日、和歌山市民会館が42年の歴史に幕を下ろした。杮落としのひとつが井上道義さんのコンサートだった。曲目は忘れたが情熱溢れる指揮ぶりが印象に残っている。まだ彼の髪の毛もふさふさだったなあ。て人の事は言えない。ここの所、閉館、閉店の話題ばかりで気が滅入る。その内に町そのものが無くなるのではないか。和歌山市だけでもいいので町ごと大阪に買収してもらえないだろうか。

 

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今タレントとして活躍している元大関小錦が「自分が横綱になれないのは外国人だからだ。」と相撲協会に人種差別があるかのような発言をして物議を醸したことがある。私はその頃既に熱心な相撲ウオッチャーではなかったが確かに小錦の言い分の方が筋が通っていると思った。あれから30年、残念ながら体質は変わっていないようだ。

 

第一、白鵬ほどの実績を残した力士なら当然「一代年寄」が与えられて然るべきだが、聞くところによると検討の俎上にすら上らなかったという。

 

相撲は国技だの、神事だの言われるが詰まる所は格闘技。取り口がどうの、態度がとうのと言うのは二の次三の次。品格力量の品格を問題にするのであれば、力量の方は問題にしないのか?在位中の大半を休場し、横綱としての通算成績負け越しの稀勢の里横綱失格ではないのか。稀勢の里の年寄襲名に注文は付いたのか。種目は違うが柔道の大野将平選手、彼の立派な発言、態度は多くの人を感動させているがそれも彼が本業の柔道の実戦で圧倒的に強いから皆耳を傾けるのであって、負けてばかりの選手だったら誰も見向きもしないだろう。

 

過去には親方の奥さんを殴った横綱も居る。ハワイの土産にピストルを隠して持ち帰った横綱もいる。それらに比べれば白鵬の素行なんて可愛いものだ。

 

戦後、相撲協会の理事長は12人を数えるがその内、元横綱が9人を占める(残り3人の内2人は大関)。やはり現役時代の実績が引退してからもものを言うのだ。元双葉山時津風理事長があれだけの大改革を成し遂げられたのも現役時代の圧倒的名声で「鶴の一声」内閣を築けたことが大きい。

 

これは私の推測だが、白鵬が協会の中で発言力を持つことを周囲の関係者が怖れたのではないだろうか。白鵬が父親のように慕っていた大鵬、実績で引けを取らない北の湖千代の富士は既に鬼籍に入った。貴乃花朝青龍は協会を去った。つまり今は白鵬の首に鈴を付けることの出来る者は協会内にひとりもいないのだ。

 

まだまだ書きたいことはあるが皆様のあくびが目に見えるようなのこの位にしておく。