最新号のFLASHが白鵬の野心について触れている。https://www.kobunsha.com/shelf/magazine/current?seriesid=101002
理事長に俺はなる!モンゴル軍団で協会制圧
白鵬にそこまでの野心はないと思うが私が書いた推測が満更の当てずっぽうでもなさそうだ。
空手家の大山倍達氏の著書にこんな一節があつた。読んだのは中学生の頃だがよく覚えている。
アラブの王族の前で空手を披露した大山さんに一族のリーダーが声を掛けた
「何でも望みのものを与えよう。」
大山さんが
「油田のひとつでも戴ければ幸いです。」
するとリーダーは真面目な顔で
「私は油田より水が欲しい。」
大山さん、自身の発言を大いに恥じたというものだった。確かに水の乏しい国ではその価値は油などとは比べ物にはなるまい。
和歌山市で水道橋崩落事故発生。6万世帯で断水続く。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211004/k10013289781000.html
幸い、と言っていいかどうか、我が家は紀の川の南側なので断水は起こっていない。断水も停電も子供の頃以来、一時的なものを除けば何十年も経験していない。そんな私が言うのもおこがましいが蛇口を回しても水が出ない、そんな生活は「想像を絶する」。
私の住んでいる地域も昔は断水はそう珍しいことではなかった。しかしその頃は汲み取りの家が大半だった。風呂に毎日入るのは芸能人くらいと思われていた。だから飲食用の水さえ確保出来ればそれ程大騒ぎする必要はなかった。
他の用で近くのホームセンターに行くと飲料水を買っている沢山の客と共に私の目を引いたのは入口に貼られていた1枚の紙。そこにはこう書かれていた。
「断水地域にお住まいの皆様。ご自由に水道水をお使いください。蛇口は○にあります。」
私は言いようのない感動を覚えた。オーバーかも知れないが、まだまだ和歌山県民も捨てたものではない。そう思った。
この項続く。