本音を申せば

断水が今日もニュースの全国枠で取り上げられた。被害に遭っている方には申し訳ないが、いや、自分が被害に遭っていても間違いなくそう思うであろうことは、全国枠のニュースで取り上げられる事は嬉しいと言う事だ。

 

「好きの反対は嫌いではなく、無関心」と言うように、良いニュースでも悪いニュースでも取り上げられなくなったらお終いだ。

 

政治家や有名人の不祥事に腹をたてるのも同様だし、私がここでしばしば野球やサッカーにこれっぽっちの興味はないと書くのも案外関心がある証拠かも知れない。現にホッケーやハンドボールなら(いや、もつとマイナーなスポーツは沢山あるだろうが名前が出て来ない)、わざわざ興味はないと断らなくても興味のある人の方が少ないだろう。

 

私の10代、20代もそうだった。今思えば女の子に興味のない男なんて居る訳がないのに全く何のアクションも起こせなかったのは単なるむっつり助平以外の何物でもなかった。しかもこの助平、性格が素直でないので折角のチャンス(と言っても男女のグループで何かする程度の事だが)があっても好みのタイプの子とわざと離れた席に座ったり、それ程好みでもない子と話してみたり、と今考えれば何をやっていたのやら。

 

このブログのかなり初期の頃に書いた、会社の売店の女の子から人生初のラブレターを貰えたのも、その売店にはいつも先輩と訪れて馬鹿話ばかりしていたことに却って好感を持ってもらえたのかも知れない。何せその先輩、実に剽軽な人で私もすっかり乗せられて女の子ともリラックスして話が出来ていた。この事も人生初の経験だった。

 

話は変わるが私の身の回りを見渡すとお見合い結婚した友人はひとりしか居ない。皆自身で結婚相手を探している。いや、探しただけではない、結婚しているという事は相手にその意思を伝え、了承して貰ったと言う事だ。それだけで私には信じられない位の快挙に思える。

 

現在なら間違いなくネット婚活のお世話になっているだろう。私の親戚や友人の子弟にもこのシステムで成立したカップルが居るが、結婚生活もうまく行っているようだ。知らんけど。私はネットが本当に人間を幸せにしたか今でも懐疑的だがその中で数少ない、人の為に役立っているツールと言える。

 

でも当時はそんなものはなかった。私にもし縁談の世話をしてくれる方がなかったら今頃どうしているだろう。

 

ビフォーアフター」という番組を毎週見ているがここ2週続けて40代50代の孝行息子が母親とふたりの同居の為のリフォーム依頼だった。私もそうなっていたのだろうか?

 

いや、私は孝行息子なんかではない。母親も私とのふたり暮らしなんて真っ平御免だろう。想像するだけで目の前が真っ暗になってきた。

 

本当は違う趣旨の事を書くつもりだったが頭が混乱してきたので筆を措く。