水道再開

ザ・パンダという若手落語家4人組のユニットがあった。桂文珍さん、桂きん枝さん、月亭八方さん、林家小染さん。この内、小染さんは36歳の若さで亡くなった。無類の酒好きでこの時も立ち食いうどん屋で一杯飲って道に出たところで交通事故に遭った。深夜のニュースで知ったのだが何故うどん屋まで覚えているかと言うと、「うどん屋で酒って、アテは何を食べたのだろう?」と素朴な疑問を抱いたからだ。今なら天ぷらうどんの天ぷらも肉うどんの肉も立派なおつまみだと分かるが当時の私はそこまでの「無類の酒好き」ではなかった。何れにせよ小染さんは4人の中では一番落語が上手く、将来を嘱望されていただけに残念でならない。

 

八方さんは八光さんの父親で方正さんの師匠。文珍さんも時折見かける。きん枝さんは何をしているのか知らない。笑

 

何年か前に聞いた文珍さんのマクラが面白かった。

天気予報で「所により雨」とかよく聞きますが、あの「所」って何処なんでしょうねえ。今日たまたま自分のところで雨が降ったら「あっ、所ってうちのことやったんや!」てなるのでしようか。・・・

 

和歌山市の断水地域での給水再開が9日朝からようやく始まった。濁った水が出るかもしれないのでしばらくは飲用には使わないで欲しいとのこと。

 

しばらくっていつまでだよ。とかく議員や公務員の使う言葉は曖昧なものが多い。

 

私が一番そのことを感じたのは東日本大震災時の民主党官房長官だった現、立憲民主党代表の枝野幸男氏の会見だ。福島の放射能漏れについて

「直ちに影響はない。」という言葉を何十回聞かされたことか。何故記者のひとりとして直ちにとはいつのことか、と聞かなかったのだろう。

 

議員にせよ公務員にせよ責任を取りたくないからこんな言い方になるのだろう。人間のすることは完璧ではないのだから仕方ないとも言えるが、それだったら税金や公共料金、各種届出には一日の猶予がないのはおかしくないか。

 

他に議員の良く使う言葉で気に入らないのが「遺憾に思う」だ。何故素直に「ごめんなさい」と言えないのか。

 

と、この文を書いている目の前でニュースが流れた。今朝から飲用にも使用出来るようになったとのこと。良かった〜。

 

「但し、地域によってはまだ濁った水が出る場合もありますのでその時は使用を控えて下さい、」

 

おいおい。お〜い!