どう考えても分からない

先ずは下記の記事を読んで欲しい。

https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/feature/CO052112/20211118-OYTAT50060/

 

私には1才年上の従兄弟がいる。私と違い文武両道、中学時の通知票を見せてもらったことがあるが4がひとつ、他は全て5だった。息子が京大に進学したが、彼も普通に勉学に取り組んでいれば京大、東大に進んでいただろう。

 

取り組んでいれば、と書いたが彼は結局京大、東大どちらにも行かなかった。と言うより大学進学そのものが出来なかった。父親が癌に冒されたからである。今は癌と言っても治せる病気という認識が一般になっているが当時は正真正銘「死の病」、勤め人なら相応の年金や弔慰金もあっただろうが農業だったのでそれも無い。

 

結局彼は大学進学を諦め、実家の農業を継ぐ決断をした。程なく父親は亡くなった。

 

それに比べて、である。上記の記事に出て来る若者達の何と甘ったれたことよ。親を頼れない?20歳を過ぎているなら働けよ。農業でも酪農でも何でもやれよ。都会に住み続けることにこだわるなよ。

 

好きで行った大学生には国から金が出るのに、従兄弟のように最初から進学する道を諦め、自身でお金を稼いでいる者には一銭も出ないのはおかしくないか?何回でも言うが大学は義務教育ではない。

 

人に言えたような苦労を私はしていない事は分かっている。でも、他人に、ましてや国や自治体の世話になる位なら大学を辞めてでも仕事を捜していただろう。それは間違いなく言える。

 

国からの援助、支援はあくまで病気や怪我をした人、どうしても子供の預け先が見つからない単親家庭などに限るべき、と思うのだが間違っているだろうか。