益々怖くなる

私だけかも知れないが梅田の放火事件、京アニの事件より恐怖感が強い。先日も久しぶりにバスに乗っている時も、もしここに誰かがガソリンを撒いたら、と思うとそわそわしてしまった。

 

 

ノストラダムスの大予言」が発売されたのは1974年。中学3年生の時だった。今思えば「アンゴルモアの大王が天から降りてくる」なんて何のこっちゃ!だが社会的に大きな反響を呼んだ事は確かだ。その頃の私はませたガキで大人向けの週刊誌なども読んでいたがしばしば誌面を賑わせたことを覚えている。1999年という年代がこれまた絶妙、本の発売から半世紀後。5年や10年ならすぐバレるし、30年後、40年後となると実感が湧かない。しかし、そこは子供、恐怖を感じながらも「どうせ世界が滅びるのだから勉強なんかしても仕方ないよな!」と勉強しない口実に使っていたのだから世話はない。

 

次に我々の安全がヤバいのでは、と感じたのが1995年。この年は年初に阪神大震災が発生、甚大な被害のまだその記憶も生生しい頃にこの事件が起こった。

https://www4.nhk.or.jp/P6896/x/2021-12-21/44/21996/2253049/

 

ちょうどこの事件のすぐ後アメリカ松下から帰任して来た人に聞いたのだが「日本は危ない国だから気を付けろよ」と言われたという。「お前の国には言われたくないわ!」とは流石にその人も言えなかったらしい。

 

「水と安全はただ。」それまでの日本人の常識が頭の中で音を立てて崩れていくような気がした、というのがその時の実感だった。

 

そして今の私の(我々の)恐怖の対象は前にも書いた南海トラフ地震だ。アンゴルモアの大王はいなかった、オウム真理教は逮捕された。でも地震は逃げようがない。海外逃亡という手もあるが別の事件に巻き込まれるかも知れない。それも嫌だ。

 

世界滅亡を怖れたノストラダムス、日本の危機を感じた1995年、主に西日本の太平洋側に被害が及ぶ南海トラフ地震と範囲は限定されて来ているのに余計怖ろしさが増してくる。

 

そんな事よりもっと怖れるべき事があった。自身の健康状態だ。昔流行った3高は高学歴、高身長、高収入だが、今の私は高脂肪、高血糖、高血圧。自覚症状はないが何れも突然死に関わる。

 

この歳まで薬のお世話にならずに来たが年内に病院に行くことを決めた。