女性税務署員が風俗店でアルバイト

https://news.yahoo.co.jp/articles/bd449a7d75d788ed04830203f48e02124252452d

 

一度この話題を書きかけたが自分自身で考えがまとまらず取り止めていたが今日の「暴れん坊将軍」(30年ほど前の再放送)を見て元々私が根源的に抱いてきた思いに気付かされた。

 

主役(ヒロイン)は元武士の妻。夫は城勤めのエリートだったが借金の保証人になって職を失った。取り立てが家にまでやってくるようになったので夫は泣く泣く妻を離縁。その為彼女は家を出て女郎部屋の売女に身を持ち崩している。何とか彼女を助けてやりたいと願う吉宗に彼女は言う。

 

「私らはボウフラと同じで汚い水でしか生きられない。蚊になって世間に出たところで叩き潰されてしまう運命なのさ。」

うまいなあ。この言い回し。

 

子供の頃にこういったドラマや漫画で受けた影響は強烈で「巨人の星」を見て高校や大学は親に頼んで行かせてもらうのが当たり前だと思い込んだし、上記のドラマなどを見て水商売の女性は全員、やむを得ない理由でやっているものだと信じて疑わなくなった。

 

進学については前にも述べた。私は3人の子供にも「行きたいのなら行っても良いが間違っても行ってやる。勉強してやっているなんて思うな。塾なんかも元々余計な出費だから効果が出ていないのなら止めろ。」という姿勢を貫いた。これは今でもけして間違いではなかったと思っている。

 

私は女性にからきし駄目でろくに口を利くことも出来なかったことは前にも書いた。それは接客業の女性に対しても全く同じだった。ごく僅かな回数だがこの種の店に行ったこともあるし、職場の宴会にコンパニオンが大勢来たこともあった。彼女らは仕事だからお酌をしてくれる。それは分かっている。それでも駄目だった。社長に注いでもらってもこれほど緊張しないだろうと思う程緊張してしまう。他愛ない世間話なんて出来る訳がない。それどころか「貴方は大学生?何故こんなバイトしてるの?親御さんは知ってるの?」口にはしないが心の奥でそんな事を考えてしまう自分がいた。

 

勿論、今はそんなことはない。少々の美人でも平気で世間話をする自信はある。スゴい成長だろう。恐れ入ったか。でも今更そんなこと出来ても何の得もない。第一そんな機会もない。誠に残念。

 

でもこのニュースみたいにホストクラブに行く金欲しさに風俗店でバイトしていたなんて聞くと、若い頃に女性慣れしていなくて本当に良かったとも思う。私も結構のめり込む処があるので、一歩間違っていれば分からなかった(かも知れない)。