腹が立つ

免許取り立ての頃、車を壁で擦ったり、コツンとぶつけたことは誰でもあると思う。どんな微細な傷であろうとちゃんと直そうとすれば数万円はかかる。勿論それも痛いが、それ以上に「何故あんな不注意な運転をしてしまったのだろう」という自己嫌悪でしばらく頭がいっぱいになったものだ。

 

 

必要があってゆうちょの口座残高をきっちり○万円にしておきたかったので予め計算して札と小銭をATMで入金した。そして出てきた通帳を見ると手数料として110円引かれているではないか!私は元来大金におおまか、小金に細かいという矛盾した性格であることは自覚している。その私でも110円は金額だけで言えばそれほど痛い額ではない。恐らくATMの画面に手数料のことは表示されていたのだろう。不注意で車をぶつけたような自己嫌悪に襲われる。

 

無理を承知で窓口で取り消し出来ないか聞く。勿論不可。ただそこでとんでもない情報を知ってしまった。何と窓口で入金すれば手数料は掛からないというではないか。これはおかしくないか。

 

今どこの銀行、金融機関でも出来る限りの省力化、無人化を図っている。大手の都市銀行などでは番号札を持って順番待ちをしている人にまでATMを使うよう促してくる位だ。

 

もしATMでの入金時、手数料の画面に気付いていたとして、普通はこう考えるのではないだろうか。「ATMでも110円掛かるのか。それなら窓口ならもっと掛かるだろう。」そこで一旦取引を止めて窓口に確認に行く人など居るだろうか。実際ATMの画面に「窓口なら手数料は掛からない」との表示はない。

 

少しでも郵便局職員の手を煩わせまいとATMを使ったのに、職員の手を煩わせる窓口の方が手数料が安い、そんな馬鹿なことがあってたまるか。

 

ゆうちょのコールセンターに電話したが「ご意見として伺っておきます。」の一辺倒。

 

来年から年賀状を止めてやるからな。覚えてやがれ。