断捨離

昨日うろ覚えの記憶でクラシックというカセットテープがあったと書いたが、実際に存在していたようだ。相変わらず古いことの記憶は衰えていない。どんなもんだ。

https://ameblo.jp/shunkun2019/entry-12583624235.html

 

この記事によると60分のテープが一本1000円だったという。40年以上前の1000円である。今で言えばUSBやSDカードが数万円するのと同じような感覚だろうか。えっ、音楽はダウンロードで聞く?もう知らん。もっともここの記事にもあるように当時は一番安価な日常会話用として売られていたカセットでも一本400円前後したので、この商品が特別高かった訳ではない。(話は変わるが王選手が756号ホームランを打った時、近くの電器量販店で60分カセットが5本1組756円で売り出され、なけなしの金をはたいて2組買った思い出がある。)

 

カセットでこれだからビデオテープはもっと高かった。これははっきり証拠(当時の雑誌)があるのだが高画質を謳う高級テープだと120分のテープが一本3000円前後している。当時のテレビなんて今の地デジに比べれば全く高画質でもないのに。なのに何故そんな高価なものが売れたのか。一言で言ってテレビが録画出来るということが嬉しかったからである。子供の頃からの夢だったからである。人間、夢を見させてくれるものには金に糸目をつけない。今の若者がスマホに10〜20万円出すのと同じ理屈だ。

 

この夢を見させてくれる魔術にすっかりハマってしまったのが私の父親だ。

 

この項、続く。