断捨離2

https://news.yahoo.co.jp/articles/4e38e70905b95a4cb86534b6c0c7650097e980e9

昨夜このニュースを聞いた時はフェンスを乗り越えて行ったのだから自業自得だと思ったのだが年下の子供が溺れそうになったのを助けに入ったのこと。こうなると話が全く変わってくる。こんな例は他にもたくさんあるだろう。

 

 

父親は8年前の2014年、85歳で亡くなった。一番残して欲しかった金融資産はほとんどなかったが膨大な書籍が残された。残念ながら興味をそそられる内容のものはなく、大半が古書店行きとなった。車のトランクいっぱいに段ボールを積み2、3回往復したが結果は千円を大きく越えるものではなかった。

 

書籍とともにたくさん残っていたのがVHSのビデオテープだった。前の項にも書いたが当時けして安価なものではなかったビデオテープを何故こんなに買ったのだろう。

 

あまり上品な例えではないが「猿に○かきを教えたら死ぬまでやる」という、それに近い感覚があったのではあるまいか。私の世代でもテレビが録画出来るというのは夢の世界の出来事だった。しかも私の子供の頃はテレビは一家に一台が当たり前。家族で見たい番組が重なるとどちらかが涙を呑むしかなかったのだ。

 

まして父はラジオしかない頃に子供時代を過ごしている。テレビやビデオに対する憧れ、ワクワク感は私たちの比ではないだろう。「また見るかも知れない」その感覚だけで取り敢えず録画しておこうという気持ちになるのは充分理解できる。