余りに不公平

前にも書いたが「若者の貧困」という言葉がもひとつ(標準語ではイマイチとか言うらしい)ピンと来ない。私が不思議に思うのは主に次の3点。

①何故、親兄弟(実家)を頼らないのか?

②何故、大学生で居続けようのするのか?

③何故、東京で住み続けようとするのか?

全く分からない。あのね、大学は義務教育ではないのですよ。東京なら家賃だけで数万円掛かるかも知れないけれど田舎なら何分の一で済むのですよ。親も生活が苦しい?一緒に住めばお互い楽になりますよ。

 

冷たいかも知れないが、こんな輩の為に税金は使って欲しくない。それより気の毒な人はもっといる。先日のNHKスペシャルで取り上げていた「ヤングケアラー」はその典型だ。しかし彼らの大半が公的支援を求めていないという。何たる矛盾!

 

私の友人の知り合いの子供は徳島の大学に通っていたがコロナ禍で対面授業がほとんど無くなったので最後の一年ほどは下宿を引き払って授業のある時だけフェリーで通ったらしい。なるほどその方が一人住まいするよりはるかに安く付く。しかし、もしこの子供が徳島に住み続けて、アルバイトが無くなって生活が苦しいです。でも大学は辞めたくないです。と訴えればひょっとしたら公的な補助が出たのだろうか。考えただけで空恐ろしい。

 

同じように東京の大学の学生で下宿やアパートに住むことを止めて実家から通学することにした学生はどのくらい居るだろう。交通網の発達した首都圏のこと、和歌山〜徳島間を通うことを思えば、かなり広範囲からの通学が可能と思うが。

 

皆が東京に住みたがるのは、それだけ東京には魅力があるのだろう。偉そうに書いたが私とて、もし彼らの立場ならすんなり実家通いに変える決心が出来ていたか。東京は何と言っても遊ぶ場所に事欠かない。BSの酒場番組が好きでよく見るが毎週何店も廻ってまだまだ尽きることがない。それだけでも私にとってはドリームランドだ。勿論居酒屋だけではない。私は音楽や美術も好きだが海外から有名オーケストラが来る、或いは有名な美術品、例えばゴッホの絵が来るといえば会場に東京は必ず入る。あとは名古屋であったり大阪であったり北九州であったりと不確実だ。これも東京に住み続けたい大きな動機になるだろう。

 

 

昨日の「暴れん坊将軍」がこの回だった。

http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-22309

 

先日の和歌祭りは「和歌山にこれだけ人が居るのか」と思う程の大盛況だったが大半は松平健さん目当てだったことは間違いない。皆それほど有名人を目撃することに飢えているのだ。(私もそのひとりだが。)

 

処が上記の暴れん坊将軍は番組の半分以上が和歌山城和歌浦天満宮でロケをしている。主だった顔ぶれも揃っている。有名な俳優も多く来ている。それなのに当時の思い出を辿るとそれ程大騒ぎしていた記憶はない。健様ひとりであれだけ喧伝していた今回と大違いだ。そして多分これは和歌山だけではない、全国どこでもそんな時代もあったのだ。

 

(この項続く。)