日本人唯一の馬術競技の金メダリスト(1932年ロサンゼルス五輪)、西竹一選手は第二次大戦、硫黄島山中に潜んでいるところをアメリカ軍から投降を呼び掛けられた。
「バロン西、出て来て下さい。世界は貴方を失うのは余りに惜しい。」
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E7%AB%B9%E4%B8%80
先日井上尚弥選手がPFPで世界一位に選ばれた。私はあまりスポーツは詳しくないが、井上選手が築いたここまでの圧倒的地位に比べれば大谷選手などまだまだだし、野茂選手やイチロー選手も及ばないと思う。
そんな井上選手の更に上を行く日本選手が一人いる。と言っても往年の選手ではない。つい最近引退した体操の内村航平選手だ。第1回のオリンピックから実施されている歴史ある体操競技で内村選手は史上最高の選手として世界中から認識されている。ボクシングで言えばモハメド・アリ、野球で言えばベーブ・ルースに匹敵する存在だ。
その内村選手をリオデジャネイロオリンピックでぎりぎりまで追い詰めたベルニャエフ選手、試合後の会見で内村選手に発せられた意地の悪い質問に割って入り「その質問は馬鹿げている。無駄な質問だ。」と助け舟を出してくれたベルニャエフ選手がウクライナ戦争で志願して従軍しているという。何処にいて何をしているのかは分からないが、インスタグラムに自身の軍服姿を載せている。
あんな、小柄で優しい人が。ただただ痛々しく、そして哀しい。