相互監視社会?

少し前、サッカーの授業のことについて書いた。断っておくが私はサッカーそのものには何の恨みも関心もない。野球の大谷選手も同じ。ただ騒ぎ過ぎるマスコミに腹が立つのだ。その騒ぎようが尋常ではないのでやがて競技や選手も嫌いになる。

 

特にワールドカップ中のあの騒ぎようは何だ。「列島の目釘付け!」「列島歓喜!」だと?私を勝手に入れないでくれ。あっ、和歌山は列島には入ってなかったのか。それなら分かるが。

 

森本毅郎さんという元NHKアナウンサーで後に民放のニュースショーのMCをされていた方がいたがこの人はワールドカップ中でも一切サッカーの話題を取り上げなかった。大変な気骨、と今でも尊敬している。

 

今、安倍元首相の国葬が行われている。見てないけど。これについては又稿を改めたいが朝日や毎日など国葬に反対していた放送や新聞は森本毅郎さんを見習って国葬のニュース一切取り上げるなよ。こんなことを言うと国民の知る権利云々などとぬかすだろうから三面ベタ記事扱いでいいではないか。好きの反対は嫌いではなく無関心、というのは永遠の真理だ。

 

 

ここ何日か用があってテレビの通販サイトをあれこれ見ていたがJoshinウェブにこんな広告が出ていた。

https://joshinweb.jp/info_tnbi.html

 

電機店を「安いけどサービスはイマイチ」なところと「それ程安くはないがサービスは一流」の2つに分けるとJoshinは疑いもなく後者に入るだろう。そのJoshinが転売防止を謳っている。前にトヨタランドクルーザーを例に挙げて書いたが転売の波はJoshinのような真っ当な商売を貫いてきた良識ある店にまでその毒牙を向け始めてきたのだ。

 

何年か前、サントリーが販売した限定○本の一本100万円だかのウイスキーが瞬く間に5倍10倍と値上がりし今や云千万出しても買えないという話を聞いたときは「そんなもの、どうせお金持ちの道楽の話だろ」と聞き流す余裕があった。

 

しかし今や転売問題は我々レベルにも無関係ではなくなってきた。実際、私が最近購入したCDプレーヤー、新品が10数万円だったが通販やオークションサイトでは中古品が30万円以上で売りに出されている。

 

それもこれもデフレで値上げの出来ないメーカーの苦渋の決断がこんな結果を生んでいるとしたらこんな皮肉なことはない。

 

買う側も売る側もお互いにチェックしなければならないとは。嫌な時代になったものだ。