キワモノ扱い

何事も早耳の次女から猪木さん死去の一報を受けたのが今朝の10時過ぎ。すぐに各新聞社のウエブサイトを見たがスポーツ紙はトップニュースで取り上げていたが一般紙はトップどころか速報一覧にも入っていない。(猪木さんのことについては後日また触れたい。)

https://news.yahoo.co.jp/articles/24b35ddcbefd2e240aca03cbf969209e43037f4d

 

あぁ、やっぱり。慨嘆のため息が思わず漏れた。プロレスで馬場、猪木といえば野球で言えば王、長嶋。いや、それ以上の存在かも知れない。ONという言葉があるように、プロレスにはBIという言葉もある。ONが亡くなったら一般紙もこんな軽い扱いはしないだろう。先日は有名な元プロボクサーが亡くなったがやはりその扱いは小さなものだった。

 

昨日は三遊亭円楽さんが亡くなり、テレビでも新聞でも一斉に報じていた。記憶にある去年亡くなった笑福亭仁鶴さんの扱いと比べるとかなり大きな取り上げ方だ。

 

円楽さんも一代を築いた落語家ではあるが、仁鶴さんの功績たるや、その影響は落語の世界を遥かに超え、もし仁鶴さんが居なかったら漫才ブームもM1もなかったのではないか、つまり現在のお笑いの形が根本的に変わっていたのではないかと思わせるほど圧倒的なものがあった。その割に訃報もその後の追悼番組の取り上げ方も随分と小さなものだった。

 

所詮格闘技や関西の出来事、関西人の動向は中央のニュースではキワモノ扱いか。

 

関西人、プロレスファンということを抜きにしてその実績や後の世界に与えた影響の大きさはもっと正当に評価してほしい。