パナソニックの今の社長は誰だろう？
ふと気になって調べると楠見さんという方らしい。えっ、確か津賀さんではなかったか。昨年交替していたらしい。知らなかった。私が無知なのだろうか、勿論それもあろうがパナソニック自体への社会の認知度、関心度が小さくなってしまっていることも大きいのではないか。現にユニクロの柳井さん、ソフトバンクの孫さんなどは誰でも知っている。
パナソニック(松下電器)も昔はこんなではなかった。松下幸之助氏は言うまでもなく5代目社長の中村氏くらいまでは世間の認知度も結構高かったように思う(もっとも中村氏の場合、リストラや週刊朝日との騒動などあまり自慢にはならない事情での認知度向上もあったが)。
そんなパナソニック歴代社長の中でピカイチの認知度と実績を残した人といえば松下幸之助氏を除けば3代目の山下俊彦氏を挙げることに異論を挟む方は少ないだろう。
その山下俊彦氏が社長退任後の1987年「ぼくでも社長が務まった」という本を出した。勿論私もすぐ購読したが印象に残っているのは結婚直後のエピソード。山下さんは奥さんにこう言い渡したという。
「これから君に給料の半分を渡す。君はこの金で日頃の生活だけやりくりしてくれればいい。貯金や大きな買い物は僕がやる。」
男の立場からすれば「さすが社長になる人は発想が違う！」と感服したが女性からすればとんでもない封建的な言葉に聞こえる筈。ところが・・・。
私がこのエピソードを話した女性(私のことなのでけして数は多くないが)で「ええー。そんなの絶対嫌。」と言った人はひとりもいなかった。それどころかその方が絶対いいと殆どの女性が口を揃えて言った。何故女性たちはそう思うのか理由までは聞かなかったが、やはり社長にまで勤め上がる人は男だけでなく女の心まで掴む術に長けているのだとつくづく思った次第。
今日の読売新聞の人生相談。https://www.yomiuri.co.jp/jinsei/20221026-OYT8T50064/
回答は著作権があるので書かない。知りたければ紙面を。
先日も妻や娘と今度生まれ変わるなら男と女、どちらがいいかという話になった。彼女らは絶対男がいいと言う。その言い分も分からないではないが私の本音はこうだ。
損得を言っても水掛け論。ただ事実として女性の方が数年以上寿命が長い。ガンにもなりにくい。日航機事故でも乗客は圧倒的に男性の方が多かったと思うが生存者は皆女性。
これは単に生物学的に女の方が強いという話ではない。現にイスラム教国など女性の地位が圧倒的に低い国では男性より寿命が短い国が多い。誰がなんと言おうとやはり日本の女性は恵まれているのだ。
えっ、それを嫁や娘に言ったか？
まさか。
(追記)その後、女性の方が恵まれていることを示す更に強力なデータを知った。離婚した男性の自殺率は大きく跳ね上がるのに対し、女性のそれは逆に下がるらしい。これが意味するものとは・・・。
これ以上、か弱き男をいじめないでくれ。
