ああ、クソっ

下品な標題で申し訳無い。これは昭和14年双葉山70連勝ならず!の翌日新聞に載った彼自身の言葉だ。相撲の神様のように呼ばれ、勝っても負けても全く態度を変えることがなかったと聞いていたので何十年か前、朝日新聞の縮刷版で初めてこの記事を見たときは正直驚きを覚えた。しかし考えれば当時26、7歳の青年、悔しくない筈がないし、たまには感情をストレートに出すのも当然なのである。この記事を読んでより一層双葉山のファンになったことは言うまでもない。

 

昨日旅行から帰り着いたのはかなり夜遅かったがひとつふたつ録画した番組を見ようと、レコーダーに電源を入れて大変なことを発見してしまった。番組名と時間が表示されるのだが11月3日の「大忠臣蔵」、60分の番組なのに26分しか録れていない!背中に冷たいものが走った。何故だ!

 

原因は同時間帯の別番組で分かった。北朝鮮のミサイル発射の臨時ニュースだ。大忠臣蔵はディスクにダビングして永久保存版にする予定だった。CMも入念にカットしブルーレイ1枚にぴったり15話入ることも確認していた。それなのによりにもよって何故このドラマで?しかも家に居れば深夜の再放送を録画するチャンスもあったのだが旅行中なのでそれも叶わなかった。何たる不運か。

 

話は遡って11月3日の旅行出発日、飛行機が予定より1時間近く遅れた。大阪空港では折り返しの飛行機の到着が遅れているというアナウンスが流れていたが仙台空港で待っているガイドさんはまたミサイルかと心配してくれていたらしい。機器のトラブルによる遅れならまだしも、ミサイルなんかで遅れたら、ましてその為に大切な用事に間に合わなかったりしたらそれこそやり切れない。

 

それを思えばドラマの一回くらい、と思いたいのだが。

 

最後に言わせてくれ。「ああ、クソっ。」