私がサッカーを嫌いな理由はいくつもあるがそのひとつにちょっと相手選手と接触しただけで大袈裟に痛い痛いと審判にアピールする大人げなさがある。それも元広島の達川さんのデッドボールアピールのようにひとつの芸の域に達していればまだしも、体をくねらせてただただグラウンドに寝そべる姿はまるで駄々っ子そのものだ。それも実際に立てない位痛いのなら分かるがそれ程痛くない証拠に裁定が下るとすぐ立ち上がって走り始めるではないか。
プロレスで試合中ならフィニッシュホールド'(決まり技)の筈のバックドロップを試合後に食らった選手が間違ってすぐ立ち上がったことがあったが、それと同じことがサッカーでは当たり前のように行われている。もはやスポーツと呼んでいいのかすら疑問に思えてくる。私は同じ元広島の衣笠さんのように多少の痛みはぐっと堪えてニコッと立ち上がる人こそ男の中の男だと思うのだが。
俳優の渡辺徹さんが亡くなった。
私は渡辺徹さんの特段ファンという訳ではない。ただ徹さんがナレーションを務める「地球ドラマチック」は殆ど毎週見ておりその話し方と声にすっかり馴染んでいたので今後どうなるのか気になる。その程度だ。
今改めて記事を読むと若い頃に糖尿病を発症し、病との戦いの半生だったらしい。でもそんな辛そうな素振りを全く見せなかった。大食いなんか絶対にNGの筈なのに食レポでは実に美味しそうに食べていたが、あれも自ら命を削る行為ということを分かりながらやっていたのだろう。何たるプロフェッショナル!
おい、そこのサッカー小僧たち。少しは渡辺徹さんの爪の垢でも煎じて飲めよ。