日本人の感覚とは違う

テレビ和歌山の新年特別番組に宮崎緑さんが出ていた。宮崎緑と言っても知らない人が多いかも知れないが40年ほど前NHKニュースでキャスターを勤めていた、女性キャスターのはしりとも言うべき人物で美人で聡明、「息子の嫁にしたい女性ナンバーワン」として政治家や企業トップからの人気が高かった。私が特に印象に残っているのは上記番組で中国残留日本人孤児を取り上げた時だ。

 

「日本のお父さん、お母さん会いたいです。」切々と訴える何人かのビデオが流れた後、スタジオにカメラが戻ると宮崎さんが泣きじゃくって話が出来ない。確かその時は男性キャスターが引き取ってその場を収めたと思うが宮崎さんの人気は却って倍増した。美人で頭が良いだけでなく、性格もこんなに優しいのか!と。

 

それから何年後だろうか、偶々乗り合わせた飛行機の機内誌に宮崎緑さんのインタビューが掲載されていた。

「見なけりゃ良かった。」

その時の正直な感想だ。NHK後の彼女のことは全く知らなかったがインタビューの時は離婚後間もなくの頃だったらしい。その記事の中で彼女の口からこれでもかというほど離婚した相手のことが悪し様に語られていた。一方だけに原因がある離婚なんて滅多に無い筈だし、万一そうだとしても、既に済んだ話ではなないか。記憶の片隅に残っていた彼女への好印象が音を立てて崩れていった。

 

ヘンリー英王子回顧録の波紋広がる。https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGV0701L0X00C23A1000000/

 

日本人の、少なくとも皇族の感覚からは考えられないことだ。有り得ない話だが、もし眞子さまが何とか小室さんとの結婚を止めさせようとどんな圧力が受けたか、赤裸々に語ってみろ、どんな騒ぎになることか。

 

そういう意味で宮崎緑さんは日本人離れした感覚の持ち主と言えるかも知れないが、彼女の経歴を見ると過去何回か皇室に関する有識者会議のメンバーに選ばれている。

 

おいおい、大丈夫か。