少し前、以前は毎月欠かさず「朝まで生テレビ」を見ていたが最近見なくなったと書いた。その私が熱心に見ていた時代の古いビデオのひとつがアップされている。
https://archive.org/details/19990500
非常に画質は悪いが討論を聞くことがメインの番組なので何の支障もない。こんな古い動画を残してくれていた方には感謝しかない。
これを見ると如何に昔の「朝生」が面白く、エキサイティングな番組だったかよく分かる。麻原彰晃以下、オウム幹部が逮捕された後にまだ脱会していない信者をスタジオに呼び彼らの意見を聞くなんて、今なら考えられないのではあるまいか。
あれはいつだったか。今調べると1991.9.28だったらしい。朝まで生テレビにその麻原彰晃が出演したのは。私は大抵の朝生は録画して見ることが多いが、この時だけは麻原見たさに冒頭のところまで起きていた。出演者が入る前のスタジオが映ると画面向かって右側中央にやたら大きなエアクッション椅子が置かれている。人目で麻原の席だと分かった。一方向かい側の席にはそんな配慮が見当たらない。えっ、もう一方の当事者、大川隆法は来ないの？この時の討論タイトルがはっきりと「オウム対統一教会」だったか記憶にないが麻原は来てるのに大川は来ないとは。テレビの前の多くの人はこう思ったに違いない。
「大川隆法は逃げた。」
肝心の討論にもそれは明確だった。
「君たちはよくわかっていない。」
「君たちは勉強不足だ。」
可哀想に統一教会側の出席者はさながらサンドバッグ状態。https://originalnews.nico/116680
この番組以降オウムは入信者が急増、一層勢いを増しやがて暴走していくのだが、もしこの時の朝生に大川隆法も参加し、麻原彰晃と正面から激論を交わしていれば、そしてあわよくばオウムを論破していれば、後のオウム真理教による数々の犯罪もなかったのてはないか。
亡くなった人を責めるのは日本人の道徳には合わないかも知れないが、言わせて欲しい。
「大川さん、敵前逃亡の罪は重いですよ。」
