少子化対策

鶴田浩二さんの歌ではないが右を向いても左を見てもWBCの話題ばかり。他にニュースはないのか?1985年の阪神優勝時の関西でもここまで酷くなかった。1つくらい「うちはWBCは取り上げません」という骨のあるテレビ局があっても良さそうなものだが。

 

みんな好きなのだからいいではないかと言われるか?松本清張氏にこんな言葉がある。

 

「警視庁の主観が新聞の主観となりそれが読者の主観となり世論の主観となるのである」

 

補足しようと思ったが清張先生の言葉に畏れ多いのでやめる。要はマスコミがその気になれば世論など、どんな風でにでも操作出来るということ。昔地方に巨人ファンが多かったのはテレビ中継が巨人しかなかったから。同様に朝から晩までWBCばかり流されたら無抵抗の大衆はひとたまりもなく応援する気にさせられるだろう。

 

今回は警視庁は絡んでいないと思うが、例えば政府に対するデモの情報を得た政権幹部が芸能プロダクションに命じて同じ時間、同じ場所で人気歌手の路上ライヴをやらせたら大観衆が集まりデモなど軽く飛んでしまうだろう。過去に本当にそんなことがあったかどうか知らないが。

 

 

少子化対策の番組を見た。https://www.nhk.jp/p/ts/P2W6ZPG2RV/

あ〜あ。またも金の話ばかり。確かに今の少子化の1番の原因は共働きでなければ子供を育てることを難しくしてしまった経済対策の失敗を挙げられる。でも金の問題だけではない筈だ。親にも自分達のライフスタイルを変えたくないというという我儘はないか。旅行は行きにくくなるだろう、外食もしにくくなるだろう。それがどうした。都会に保育施設がないのなら田舎に住めよ。地方の中小企業に勤めろよ。給料は下がるかも知れないが生活費はそれ以上に下がるぞ。

 

「私は心斎橋に本社のある商社に就職したのであって門真に本社のある製造業に就職した覚えはありません。」

松下電器松下電器貿易の合併が発表されたときこんなセリフを言って内定を辞退した者がいた話は前に書いた。まさか同じようなことを考えていないだろうな。あの頃(1988年)とは景気も経済力も全然弱体化している。

 

こんな風に皆がカネ、カネ。とにかくカネがないから子供を持てないなんて言い出したのもマスコミが煽っているからではないか。いい加減にしてくれよ。WBCはもうすぐ終わるが、少子化の問題はずっと続くからな。

 

かく言う私がもし今親世代なら?うーん(子供を持つことを)考えるかも知れない。

 

なんてことを!?以下次回。