誰か知恵者はいないのか?

いつの頃からだろう。子供に何が欲しい?と聞くとほぼ全員がお金!と即答するようになったのは。少なくとも私達の頃はそうではなかった。おもちゃであったり、お菓子であったり。いや、中学、高校に進学した年齢ですらそうだった。私達の世代の欲しいものナンバーワンはステレオであったことは何回も触れた。少なくとも直接お金が欲しいなんて言う子供はいなかった。

 

 

日曜討論 与野党に問う 子ども政策は 財源は https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2023052829175

 

今番組を視聴し終わったが、与党も野党も子供を増やすのに必要なものは馬鹿の一つ覚えのようにカネ、カネ、カネの大合唱。もし本当にそうだったらカネに困っていない富裕層ほど子供が多い筈だが実際そうなっているのか。うちなんかけして富裕層ではないが子供は3人いるぞ。今だったらかなりの手当が貰えたのにな。畜生。

 

話が逸れた。何故子供を増やすのに与党も野党もカネ、カネばかり言うのか。なに、子育て世代に聞いた?アンケートした?成程って聞かれりゃそう言うでしょうよ。なにしろ子供の頃から欲しいものは1にカネ、2にもカネ、34がなくて5にもカネで育ってきたのだから。子育て名目で渡したカネの何割が子供のために使われるか疑問だが、取り敢えずカネを貰っておけば何にでも使える。

 

上に書いたように本当にカネのないのが子供を作らない最大の理由なら所得が全国で1番高い東京が1番子沢山の筈だが確か東京の出生率は最下位ではなかったか。勿論東京の場合、家が狭いとか他の原因もあるだろうがカネだけが子供を作らない理由ではないと言えるだろう。

 

昔の人は言った。「貧乏人の子沢山」

どこのCMか知らないが飢餓や病気に苦しむ子供が映って「あなたの○円があればこの子の生命を救えます」というのがあるが、こういう地域では少子化なんて絶対に起こらない。

 

少し前に触れたネズミの実験を覚えているだろうか。住むところも食べ物も申し分のない条件でネズミを飼うと最初は猛烈な勢いで増えるがある日を境に浮浪者(住む家があるのに道で寝る)のようなもの、暴力的なもの、異性に関心を示さなくのるもの、子育てしようとしないものが現れ反対に数を減少させていく、というあれだ。今の日本は正にこれに近付いているのではないか。それくらいの危機的な状況にあると思う。

 

私もこうすれば子供が増えるなんて妙案は元より持っていないが、少なくともカネさえ配れば増えるなんてことは絶対にない。これは言い切っても良い。子供ができると金はかかるし、自由時間も無くなる。こんなことを考えている親達の根性を叩き直すところから始めなければならない、と思うがどうか。

 

いかんまた悪い癖が出た。昇格試験に落っこちた時の回答と同じになってきた。