年も押し迫って

昨夜の年末特番にフェンシング団体の銅メダリストが出ていた。紹介にいわく、「日本チームの中心選手として銅メダル獲得に貢献」。まあ、差し障りのない文言だ。でも、待てよ。私はフェンシング競技は詳しくは見ていないが例えば陸上や水泳のリレー競技でど…

オリビア・ハッセーさん死去

映画「ロミオとジュリエット(1968)」を初めて見たのは何歳の時で、映画館は何処だったのだろう。今だったら和歌山市に映画館は2つしかないので覚えやすいだろうが当時はブラクリ丁だけで3、4軒。市内全体では10軒近くあっただろうか。又、当時は二本立て上映…

「Xマスパーティー中止に」予約の“ドミノ・ピザ”がイブに届かず 店には配達員と客が溢れ…担当者「急な人員不足」(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース

ある年の水曜日、東京某駅の売店の後ろ棚に週刊文春が見えた。その頃私は毎週文春を購読していたので「そこの文春ください」と言った。処が店員さんに「これは明日まで売れないんですよ。」と断られた。文春の販売日は木曜日に決まっていたからだろう。確か…

何が正解か分からない

ある演歌歌手Aの下積み時代、アルバイトをしていたスナックに先輩歌手Bがやってきた。すると一緒に来たマネージャーがBの靴が汚れているから拭くようにAに促した。その間Bは礼を言う訳でもなく、Aの顔を見るでもなく、ただ黙って靴を差し出していた。 それか…

言った者勝ち

今日の読売新聞一面見出し。「串本ロケットまた失敗」。おいおい止めてくれよ。 言っておくが「串本ロケット」なんて言葉はないからな。これではまるで串本町が何かとてつもないしくじりを冒したように聞こえるではないか。 「水戸黄門」のラストシーン。お…

所詮は階級社会

「ためしてガッテン」という毎回役に立ちそうなタイトルを標榜するものの、結局何の参考にもならない番組があった。それの後釜とも呼ぶべき番組が「あしたが変わるトリセツショー」だが、内容は大同小異のようだ。 先日の放送は「正しい酒との付き合い方」と…

転落の詩集(2)

先に書いたがやはり、コメンテーターは大変な仕事だ。 「中山美穂さんの突然の訃報を受けてどんなことを思われましたか?」 いきなりこんな事を聞かれても何も言うことがない。 「いや〜。別にファンでもありませんでしたからねえ。」 ・・・間違いなく、翌…

転落の詩集

初めて買ったレコードは覚えていない。初めて買ったCDは覚えている。フルトヴェングラーの第九とワルターの大地の歌。どちらも3500円もしたので一度に買うのには躊躇いがあったが、どちらかを先に買うのはふたりの愛する巨匠に対して失礼だと思い決断した。…

幼い日はおませだった

橋下徹さんが大阪府知事や市長時代、 「評論家やコメンテーターなんて好きなことを言ってりゃ良いんだから気楽なものだ。」 と散々コケにするような発言をしていたが今、自身がコメンテーターになっていることをどう思っているのだろう。 かく言う私、多分コ…

落ち込み続く

私の大好きな西川のりおさんが新幹線に乗ると今買ったばかりの週刊誌と同じ号のものが座席に捨てられていた。 「しまった、買うんじゃなかった!」 のりおさんはこの時の後悔を一生の不覚と表現していたが、この気持ちよく分かるなあ。 もう一人、大好きなブ…

真相を語り継ぐ

「1949年の湯川秀樹博士のノーベル賞受賞は戦後の打ちひしがれた国民に希望と勇気を与えました。」 誰しも聞き覚えのある幾度となく聞かされてきた決まり文句だ。 しかし、それは本当だろうか。1949年と言えば戦後僅か4年。大半の国民にとって衣食住何れもま…

訃報相次ぐ

和田秀樹氏いわく、歳を取ったら自分の考えや思想と異なる番組や本に接するのが良い。 だから最近私はTBSの「報道特集」や「報道1930」を積極的に見るようにしており、それはそれで面白い。しかし中には「いくら何でもそれはおかしいやろ!」と思わず突っ込…

危うい予感がする

親日度の低い国と言えば中国、韓国、北朝鮮が思い浮かぶ。知りたくなかった事実なのだがそれら3カ国の次に親日度の低い国は何とドイツだと言うのだ。ある本で知った。 ウ~ン。ドイツと言えばむしろ親日国だと信じていた。お互い敗戦から立ち直り世界有数の…

高齢者をねらう詐欺

未だにある出来事で娘と昔話に花が咲くことがある。 20年程前、自宅に電話が掛かってきた。娘が受話器を取ると「お父さんが事故を起こして云々」と話し始めた。そこに丁度私が帰って来たので「お父さんなら今帰って来ましたけど。」・・・勿論電話は瞬時に切…

駆除反対なんて簡単に言うな

「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見ると喜劇だ。」 チャップリンの有名な言葉だがこのニュースなど正にその効果を狙ったものに思われる。 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1552808?display=1&mwplay=1 動画の最後、唐突に子…

男の本能

次女がまだ2、3歳のころ駅のホームで電車を待っていると近くにいたゴツいあんちゃんが線路にたばこの吸い殻を投げ捨てた。それを見た娘、黙っていればいいものを線路を指さして「ああーっ!」と叫んだものだからさあ大変。 「なんじゃあ、文句あるんか?」と…

宝塚 応募資格の「容姿端麗」削る

中学の何年生だったか、何の科目だったかは覚えていない。「健全なる精神は健全なる身体に宿る」という言葉を学んだ時、先生がぽつりとつぶやいた。 「これだったら身体の弱い人は精神的にも駄目だと言ってるようなもんだなあ。」 SDGSとやらを信奉している…

子育てに大事なのはメリハリだ

太平洋戦争末期、御前会議はポツダム宣言を受け入れて終戦を急ぐべきという講和派とあくまで戦闘継続を主張する武断派の意見がまとまらず紛糾した。やむなく天皇陛下のご裁可を仰ぐことになり天皇は講和派を支持、ようやく戦火の火が止むことになった。後に…

トランプ大統領で良かった

つい先週くらいまで窓を開け放ち、何なら風呂上がりの時など扇風機を使うほどの暖かさだったのに何だ今日の寒さは。元々日本は四季に恵まれ今時分なら行楽の秋、読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋、楽しむのにうってつけの気候の筈なのにこう急に冷え込まれ…

諸行無常2

65年も生きていると今ではすっかりお茶の間に馴染んでいる身の回りのものの大半は私が物心着いてからの登場であることに気付く。 みんな大好きカルビーのポテトチップスの発売1975年、私が16歳の時だし、ボッキーが発売された頃のことも覚えている。当時の我…

諸行無常

本ブログ休載中、と言っても勝手にさぼっていただけだが、最大の出来事は車を買い替えたことだ。1993年、日産60周年記念車のセレナを買って以来、ほんの一時期を除いて常にワンボックスカーを持ち続けてきた。セレナの次はエスティマ、その次は少しタイプは…

特に酷い

名前は失念したが梨元勝さん時代の某古参芸能レポーターが話していた。 「おっ、今度の新人は珍しく感じがいいなと思った子は例外なく数年経たず消えている。」 勿論事実は分からない。でも案外そんなものかも知れない、そんな気がする。秋ひとみさんがあれ…

大谷ハラスメント

毎度古い話で申し訳ない。今から40年ほど前、某週刊誌の巻頭グラフがオノ・ヨーコさんを取り上げた。 その文章の書き出しが 「アメリカでもっとも有名な日本人は誰かこ存じか。中曽根首相?残念ながら我が宰相の知名度など知れたもの。圧倒的に有名な日本人…

開き直れ、石破さん

竹中平蔵氏の講演会を聞きに行ったのは何年前になるだろうか。どこの主催だったか、どんなテーマだったか覚えていないが最初に話した内容だけは覚えている。 「この講演を受けた後、○への参加の誘いがあった。大いに心が動いたが先に約束していたのでこちら…

中年期の心の不調 “ミッドライフクライシス” 寄せられた声をまとめました - クローズアップ現代 取材ノート - NHK みんなでプラス

https://www.nhk.or.jp/minplus/0121/topic125.html

素直に喜べない

子供の頃に読んだ熱帯魚の飼い方の本にこんな記述があった。「夏に飼い始める場合、直ぐにはヒーターは要りません。日本の夏の暑さが熱帯以上というのは有名です。」 この本を読んだのは50年以上前。勿論地球温暖化なんて言葉はなかったし、猛暑日なんて言葉…

暑すぎた

一ヶ月以上空いてしまった。とにかく何かをするには暑すぎた。藤本義一さんの名言「脳ミソ麻婆豆腐」を嫌と言うほど実感した。いや待てよ、藤本義一さんの生前は今ほど暑くなかったはず。もし藤本義一さんがご健在なら今の酷暑をどう表現しただろう。 この一…

前期高齢者

「○さん(私)って蓄音器事業部にいたのですか?!」 私が録音機事業部にいたことを聞いた新入の女子社員に聞かれた言葉。蓄音器ってどの時代の人間だと思っているのか。 テレビ和歌山の「あのじゅうよー」という番組でこの写真が映った。昭和40年の闇市という…

贅沢言うな

安部元総理狙撃から2年。その日1日だけ捉えて決め付けるのは乱暴かも知れないが2年前のこの頃はこんなに暑くなかったように思う。事件が起こった時、例によって私は自転車でぶらぶら走っていた。たまたま家に居た妻がLINEで事件を知らせてくれたのでよく覚え…

明日のことは分からない

貿易研修センターの同窓生、Мさんは京都大学卒の秀才、地元の北海道に帰った時は駅前にお祝いののぼりが立っていたという。 そのМさんが就職先に選んたのが北海道拓殖銀行、地元ではたくぎんの愛称で親しまれる都市銀行。誰もが憧れる北海道人気ナンバーワン…